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上方歌舞伎・想い出の俳優


七世嵐徳三郎

 高松市の生れ。父はサラリーマン、母は結髪師であった。日本大学芸術学部に入学し、国劇研究会の歌舞伎公演に参加する。重の井、戸浪、累、お光、相模、滝夜叉などの大役を手がけた。この公演を見た松竹の大谷会長が、歌舞伎会に新風を吹き込む為、歌舞伎俳優公募を試み、日大歌舞伎の六名が選ばれ、学士俳優のスタートを切った。

 大谷会長は最初から幹部扱いをし、自分の姓を与え、大谷ひと江の名で、昭和三十一年三月、中座で初舞台を踏んだ。

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