
「平成中村座ヨーロッパ公演」最終回

ルーマニアシビウ公演 会場の様子 中村七之助――― ドイツもルーマニアも初めて訪れる国だったので、どうなるのかとても心配でしたが、お客様も皆さん喜んでくださって、本当に嬉しく思っています。 特に、ルーマニアの公演はとても大変な環境でしたが、スタッフの方々もチーム一丸となり頑張ってくれて、今回の公演で改めてチームの強さを実感しました。 中村勘太郎――― ベルリンのお客様は、演劇をみる習慣が体に染みついているので、本当にじっくりと芝居を観てくださって、序々にお客様の感動もこちら側に伝わってくるという印象を受けました。 シビウのフェスティバルでは、みんながお祭りを楽しんでいる感じがとて良く伝わってきて、町中で声をかけられることも多くて、とても楽しかったです。 片岡亀蔵――― シビウではパーティーに行きましたが、ついつい日本人同士で集まってしまって・・・。もう少し話すことができたら色々と情報交換ができたと思うと、少し残念です。 勘三郎――― 江戸時代に戻ったような体験を生まれて初めてしたんですよ。とてもきれいな女性の乳房を舞台の上から見ちゃって・・・なぜかっていうと、乳幼児をつれて来て最前列に座って見ていて、赤ちゃんにおっぱいをあげているんだけど、赤ちゃんもずっと吸ってるわけじゃないから、口を離すと・・・(笑)。 それから、途中の「ちょうさ、ようさや」にあわせて、お母さんが膝の上に立たせて子供に音頭をとらせたり。 江戸時代の錦絵に描かれた中村座の客席にも、お母さんがおっぱいをあたえながら観ているのがあって、"こういうの良いな"と思ってたら、それを体験することができたんです。それくらい生活の中に演劇が入っているっていう感じが嬉しかったね。それもシビウ公演の想い出の一つです。
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コクーン歌舞伎で出演者が着ていたジャンパーの柄は、ドイツの信号機マーク「アンペルマン」でした!
「アンペルマン」は、旧東ドイツの信号機で使われていた人のマークで小さな男の子がモチーフとなっています。ドイツ統合後も、かわいらしいデザインということで、今もアンペルマンの信号機が使われています。ステッカーやマグカップにもつかわれて、旧東ドイツのお土産として今も喜ばれています。
バックナンバー
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