大薩摩節 その4

おおざつまぶし その4

 やがて時代の趨勢とともに、古風な大薩摩節の出演は徐々に減少していきます。その原因としては、豊後系の浄瑠璃である常磐津節、富本節が隆盛期を迎えたことや、長唄に名手が続々と現れたことなどが挙げられます。また大薩摩節は、他の浄瑠璃と異なり、独自の三味線方を育成せず、長唄の三味線方に演奏を頼っていたことも、弱体化を早めた一因と言われています。

 天明期(1781~1789年)に入ると、大薩摩節はさらに弱体化が進んでいきます。僅かに天明元年(1781年)に初演された『我背子恋相槌』(わがせここいのあいずち)(通称・蜘蛛の拍子舞)が、名曲として現在まで伝承されています。

 そして先細りの一途を辿っていた大薩摩節は、文政9年(1826年)3月に、家元の権利を長唄三味線方の四世杵屋三郎助(後の十世六左衛門)に預け、長唄の人々が大薩摩節を演奏することを許可しました。これをきっかけとして、長唄の曲節に、大薩摩節の曲節が取り入れられた新曲が、盛んに作られるようになりました。(つづく) (M)

 ※『蜘蛛の拍子舞』は初演時、大薩摩節と長唄の掛合で上演されました。

[大薩摩節 その3]
[大薩摩節 その5]

解説

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公演情報

京都四條南座
平成22年6月1日(火)~6日(日)、19日(土)~27日(日)

坂東玉三郎特別舞踊公演

中村獅童出演

巡業
平成22年6月5日(土)~21日(月)

平成二十二年度

歌舞伎鑑賞教室

歌舞伎・その美と歴史への招待

巡業
平成22年6月12日(土)

平成二十二年度

大阪市民歌舞伎

歌舞伎・その美と歴史への招待

巡業
平成22年7月1日(木)~7月31日(土)

平成22年度

(社)全国公立文化施設協会主催

中央コース

松竹大歌舞伎

巡業
平成22年7月1日(木)~8月1日(日)

平成22年度

(社)全国公立文化施設協会主催

東コース

松竹大歌舞伎

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平成22年6月2日(水)~26日(土)

六月博多座大歌舞伎

その他

平成22年6月3日(木)~27日(日)

2010年6月

渋谷・コクーン 歌舞伎第十一弾

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松竹大歌舞伎 ロンドン公演

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通し狂言 四谷怪談忠臣蔵

仮名鑑双繪草紙(かなでほんにまいえぞうし)

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2日間 2回公演

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赤坂大歌舞伎

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