


資料としてお持ちいただいたパンフレット。今後のご活躍にますます期待が高まります。
---囃子方としてどのようなところを特に聞いてもらいたいか
もちろん囃子の演奏を聴いてほしいというのもあるのですが、ここ数年ある部分だけが突出していても、全体のクオリティーが高くなければ舞台が面白くない、お客様の心に響かないと感じるようになりました。舞台は演者だけでなく、ご見物の皆様と一緒に作り上げていくもの、全体で盛り上がることができればそれは素晴らしい事だと思います。
---一番難しいと思う演目
やはり何をやっても難しいです。自分で常に心がけているのは、一度出した音は返ってこないという精神を持つこと。もし戦場ならば、一つの間違いが死に至ることもある訳です。・・・それと同じような気持ちを背負って音を出すように心がけています。
---囃子の世界に入ったきっかけ
きっかけは無いですね(笑)。必然的に入ったというか・・・ただ絶対に継ぎなさいということは一度も言われたことはなかったですね。
---休日の過ごし方
昔は旅行が好きで、ロンドンには21回も行ったことがあります。今は休みは年に3日もありません。休みがあれば寝ていますかね(笑)。座組で昼の部の出演だけで終わったりする場合は、夜観劇に行ったりして過ごしますが、最近はそういう座組も少なくて・・・ま、有難いんですけどね(笑)
---1日の内で劇場を移動するのはご苦労では
移動は気合いです(笑)。中学のころから時計をみて移動する生活を送っているので、今では移動がそれほど苦になりません。
---一番気合いの入る演目は
西洋音楽だけでなく、東洋・インド・インディアンの音楽など、参考になるものはすぐ取り入れます。実際にそういう曲も作りました。
演目もそうですが、やはり良い俳優さん、良い演奏家が集まったときはテンションが上がります。踊っていらっしゃる方、音楽家、厳選されたメンバーでの舞台はそれぞれの相乗効果もあり、それがご見物の皆様にも伝わるのでさらに気合いが入ります。
---インスピレーションが沸くのは何をしているときが多いですか
新作物を作ったり、附帳を書くのは歌舞伎座の近くの喫茶店なんです。静かなホテルや旅館で缶詰になってものを書くということができないんです。ましてや家でなんか絶対に寝ちゃうと思う(笑)。周りがガヤガヤしている中、都会の孤独を味わいながら書く方がいい作品が書けたりします(笑)。
