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『朧の森に棲む鬼』 製作発表記者会見

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 松竹プロデュースによる市川染五郎主演の公演「INOUEKABUKI SHOCHIKU-MIX」の最新作『朧の森に棲む鬼』。新橋演舞場の2007年正月を飾り、2月には大阪松竹座新築開場10周年記念公演として上演される本作品の制作発表が行われました。

出席者は、演出の劇団☆新感線主宰・いのうえひでのり、作家の中島かずき、そして「時代を塗り替えた」と評されるほど絶賛された00年の『阿修羅城の瞳』以来、本シリーズで主演をつとめ続け、いまや「いのうえ歌舞伎・新感“染”」とも言われている市川染五郎。染五郎とは5年ぶりの共演となる劇団☆新感線の看板役者・古田新太、ミュージカルからストレートプレイや映像作品まで様々に活躍する秋山菜津子、映画をはじめ、多方面で注目を集める若手女優・真木よう子も出席し(同じく出演者の大人計画の阿部サダヲは、仕事で会見に出席できず)、プレビュー公演や大晦日のカウントダウン公演も予定されている大作への意気込みを語りました。

いのうえひでのり(劇団☆新感線主宰・演出)
 染五郎さんとのコラボレーションも今回で5作目です。中島くんの描くSFチックな伝奇小説みたいなものを、大音量のロックに乗せてチャンバラや歌や踊りとともに派手な演出で見せるといった印象の今までのいのうえ歌舞伎は、04年の『髑髏城の七人』(アオドクロ)でひと区切り。もっと人間にスポットを当てた“大人のいのうえ歌舞伎”としては初のオリジナルとなるこの『朧の森~』で、染五郎さんと今までのスタイルにこだわらない新しいコラボレーションにチャレンジしたいと思っています。

中島かずき(脚本)
 今回は、染五郎さんに掛け値なしの悪い男をやってもらいます。『リチャード三世』のキャラクターを我々なりに解釈してみようということで、そのストーリーラインやキャラクターを、日本の『酒呑童子』の世界観で描いてみました。いつもよりは、妖怪や妖術を出すことなく、もっとリアルな世界で人間を深く描くことを目指したので、ドロドロした話にはなっていますが、そこが面白いんじゃないかなと。そういう話をエンターテインメントに仕上げて、新橋演舞場で正月に公演するという挑戦を、僕らなりに楽しんでいます。

市川染五郎(ライ役)
 僕自身の中でも『アオドクロ』はひとつの区切りと感じていたので、またゼロからのスタートのつもりでつとめたいと思っています。今まではヒーロー的な役柄でしたが、今回は徹底的に悪役。人間臭く、泥臭く、ご覧になった方に「やっぱり染五郎は悪い人だった」と印象付けられるくらい、脳裏に焼きつくような芝居にしたいです。これまでの実績と皆さんのお力があってこそたどり着いた、新橋演舞場のお正月公演。それだけ責任を感じますし、より高いクォリティの芝居を目指したいと思います。

古田新太(マダレ役)
 今回は“大人のいのうえ歌舞伎”を目指すということなので、僕はあえてそこを逆行して、子ども向けのファンタジー色の強いお芝居を目指してやっていこうと思います。目指すのは勝手ですから(笑)。応援よろしくお願いします!

秋山菜津子(ツナ役) 
 新感線作品に出させていただくのは、04年の『SHIROH』に続いて2作目。また呼んでいただいて、とても嬉しく思っています。私は新橋演舞場は初めて、しかもお正月公演ということで、とっても楽しみです。染五郎さんについて行きます。よろしくお願いします。



真木よう子(シュテン役)
 新感線のお芝居にはずっと出たいと思っていたので、今回出演できることになって嬉しく思っています。体力にはすごく自信がないんですが(苦笑)、なんとかしてついて行きたいと思います。頑張ります。
嘘と剣と策略でのしあがっていく男をめぐる新作『朧の森に棲む鬼』。染五郎も「正月の演舞場に乗り込むからには、全てにおいてド派手を目指したい」と気合十分なだけに、期待は高まる一方です!

 嘘と剣と策略でのしあがっていく男をめぐる新作『朧の森に棲む鬼』。染五郎も「正月の演舞場に乗り込むからには、全てにおいてド派手を目指したい」と気合十分なだけに、期待は高まる一方です!

2006年09月27日

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