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中村錦之助 襲名披露会見

二つの演目のお役について---

中村錦之助襲名披露『鬼一法眼三略巻 菊畑』の虎蔵ですが、叔父錦之介が映画界に行く前、最後に歌舞伎座で勤めた大役です。本興行ではなく、子供かぶき教室での舞台でしたが、先代の吉右衛門が来年から映画に行くはなむけにこの役を錦之介にやらせて吉右衛門劇団として、送り出してやろうと言って選んで出した演目だそうです。だから私は、歌舞伎に錦之助の名前が戻る今回、ぜひともこの役が勤めたかったのです。天王寺屋のお兄さん、播磨屋のお兄さん、兄も一緒に出てくださいます。その中で、錦之助という名前の第一歩を踏み出したいと思っております。

『双蝶々曲輪日記 角力場』は、天王寺屋のお兄さんが、与五郎と放駒は君にピッタリの役だと言ってくださいました。与五郎はつっころばしの二枚目の若旦那、放駒長吉は勢いがあって、大きな壁…天王寺屋さんに勤めていただく濡髪長五郎にぶつかっていく役です。ほんとに今の自分にふさわしい役どころを選んでいただいたと思っており、一生懸命今から勉強して勤めたいと思っております。


襲名披露は『双蝶々曲輪日記 角力場』の放駒長吉/与五郎の二役、『鬼一法眼三略巻 菊畑』の虎蔵実は牛若丸となります。来年四月の歌舞伎座「四月大歌舞伎」(2日~26日)での新錦之助の誕生が今から楽しみです。


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