新橋演舞場五月大歌舞伎 会見
中村福助―――
去年は、吉右衛門のお兄さんと同じ舞台に出させていただいていないんです。今回はご一緒のお芝居を昼も夜も。すごく楽しみです。
『妹背山』のお三輪は歌右衛門のおじさんに教えていただき、初演を演舞場でやらせていただいたお役で、稽古場での楽しい思い出を昨日のことのように思い出します。
私事ですが、成駒屋が東京に出てきまして、今年でちょうど200年目。その時の中村座での出しものが、はからずも『法界坊』。今回、渡し守に出させていただきますのも、因縁でございます。
新しい劇場なのに、演舞場には大正年間・明治年間の雰囲気が受け継がれていて、ハイカラな感じがします。お客様にも親近感を味わえて、私も楽しみです。
中村信二郎―――
五月には信二郎から、錦之助になっております。錦之助の襲名後、初のお芝居が吉右衛門のお兄さんとご一緒でき、錦之助という名前にとっても大変嬉しいことです。
演舞場という劇場には、ずっと出続けてきたスーパー歌舞伎の思い出が、楽屋の隅々にまでたくさん残っています。劇場の大きさ、舞台の大きさ、お客様との距離、どれも大変好きで、とても楽しみにしています。
市川染五郎―――
今回序幕の『鳴神』で、歌舞伎十八番の演目を芯のお役として初めてやらせていただきます。十八番を勤めるのは有る意味で義務、出来なきゃいけない立場です。初めてだからということを抜きにした評価をしていただけるように、吉右衛門の叔父に教えていただき、これを始まりとして、どんどんやっていきたいと思っています。
演舞場は初めて代役をした思い出のある劇場です。今までいろんなお芝居に出させていただいていて、何か懐かしい感じを受けます。この演舞場の五月歌舞伎公演が大事に大事に育っていけばと思っています。
2007年03月22日
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