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團十郎 紫綬褒章を受章

十二代目襲名から今までの道のり、今後について―――

團十郎 「團十郎という名前を襲名させていただいてから、激震の20年であったな、ということを痛切に感じます。

 我々の世代は人数も多く、次の世代、さらに息子たちの世代もそれぞれ頑張り、本当に歌舞伎にとっていい形が生まれつつあると思っております。

 日本人が作ってきた文化、その上で今、歌舞伎がおかげさまで繁栄を迎えておりますけれど、その底を支える日本の文化が弱くなっている、というのが現実だと思います。ですから、若い人たちにも、弱くなっている日本の文化の部分をしっかり見据えて、気を配りながらがんばってもらいたい。そういう風に思っています。

 おかげさまで、フランスから帰ってきた時点での検査でも、異常がなく、後一年全く異常がなければ、ほとんど完治という事になると思うので、その時は尚一層馬力をかけて、舞台を勤め、僭越ですけれど、そういう啓蒙という事も心がけて突進していきたいなと思っております。」


今後の目標―――

「私どもの先祖の五代目團十郎も書いていますが、とにかく座っているだけで良いという役者になる、ということだと思います。

 役者にとって、存在感というものが、本当に大事なものだと思っておりますので、ぜひ、今後とも存在感のある役者になるように努力したいなと思ってます。」



 歌舞伎座「 團菊祭五月大歌舞伎」では、『勧進帳』『神明恵和合取組』に出演する團十郎丈。ますますのご活躍が楽しみです。


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