10月三越歌舞伎 澤瀉屋一門記者会見
市川笑三郎―――
私も昨年に引き続き、2度目の三越歌舞伎になります。世の中には色々な苦難を乗り越えていらっしゃるご夫婦がいると思いますが、このお芝居、そういった皆様が元気を感じていただけるお芝居だと思っております。
女房おとくを澤瀉屋型で勤めます。音羽屋型や他の皆様がなさるやり方とも違っており、このやり方がとても好きです。
私はまだ未婚でございますけれど、こんな奥さんがいてくれたらいいなというイメージを持って勤めさせていただきたいと思っております。
市川春猿―――
子供の頃、三越歌舞伎を見に来た記憶がございます。まさかその時は、この三越歌舞伎に出させていただけると思っておりませんでしたが、このように歴史のある三越歌舞伎に出させていただける事、そしてこういう古典歌舞伎をきっちりと勉強させていただける事は、私達にとって、とても有難いことだと思っております。
一生懸命、毎日全力投球で舞台を勤めることが、この機会を与えてくださった方々、応援してくれるお客様に対してできる恩返しではないかと思っております。
市川段治郎―――
狩野雅楽之助を演じさせていただきます。今回は、めったに上演されない「館外竹薮の場」で、大立ち回りをさせていただきます。臨場感溢れる三越劇場の舞台で、迫力のある立ち回りをお見せすることができればと思っております。
私も昨年に続き2度目ですが、昨年の初日、「車引」の松王丸で出る前に、持っている傘で大道具を壊してしまいまして…今回はそのようなことの無いようにと思っています。
三越劇場の印象について―――
右近―――
昔の江戸時代の芝居小屋のように、役者の息も感じていただけるし、お客様の息も感じられる、観客席と一体化できる空間ではないでしょうか。それに、西洋と東洋の融合みたいなものを感じるんです。非常に楽しみです。
猿弥―――
三越劇場はお客様とも近いし、素敵な空間ですね。そこで、今回のような丸本歌舞伎、素敵な舞台になると思っています。
笑三郎―――
裸舞台を拝見していると、こんな小さなところでお芝居が出来るのかなと、思っていたんですが、実際にセットを組んで、舞台に立ってみますと、意外に狭さを感じません。
むしろ、広い劇場ですと、会話していても離れていなくてはいけなかったりするんですが、そういう事もなく、自然に隣同士で会話ができたりする。演技ということを意識しなくても、自然にお芝居をさせてくれる、そんな劇場だなと思います。
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市川猿之助門下・澤瀉屋一門が古典の名作に取り組む『傾城反魂香』。創立80周年の歴史ある三越劇場での舞台が今から楽しみです。
公演情報は
こちらをご覧下さい。
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