新春浅草歌舞伎・二月花形歌舞伎出演者が抱負を語る
一年の始まりとしての浅草、これから―――
愛之助―――
浅草に出演しない年は、大阪松竹座に出演させていただいておりました。大阪の「寿初春大歌舞伎」もすばらしいのですが、同世代の人たちとの芝居は、励みになり、プレッシャーになり、時には舞台の上で火花を散らします。そして何より相談しながらお芝居作りができるというのはとても良い勉強になっています。本当に幸せな一年のスタートだと思っています。
獅童―――
お正月からこうして大役をやらせていただけるというのは、本当に幸せなことです。それには、相当な心構えが必要で、世の中がクリスマス・年の瀬だという12月は、毎年心臓が口から飛び出すくらい緊張しています。役者としてこの緊張感に体当たりでぶつかって、壁を乗り越えなくてはいけないというのは、一年の中でもそうそうあることではありません。
浅草の仲間が、みんなそれぞれ一年間違うところで活動し、お正月にこうやって集まるので、お互いがお互いを見合う場所になっています。そうやって、毎年毎年緊張感を持つことで、熱い魂を持ち続けることができるようになっています。
勘太郎―――
浅草が1年のスタートというよりも、12月が年末ではなく、1月の浅草が1年間の締めくくりになっているような気がしてます。この1年、自分が経験したこと、感じたこと、稽古した事を込めて、大きい役を勤めさせていただく事ができるので、1月が“俺の去年1年間はこうだった”という思いをぶつける月になっています。
今年も、父の襲名やニューヨーク公演、色々なものがありました。その経験、感じた空気、そういうものをぶつけて、大きい役に挑んでいきたいと思っています。

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