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玉三郎 中国昆劇と合同公演

yu(ユ ク リン)―――
蔡小華 この度、『牡丹亭』で国際的にも有名でいらっしゃる玉三郎さんの相手役として共演させていただくことを大変光栄に存じております。

 稽古を通じて、玉三郎さんからいろんなことを学ばせていただきたいと思っております。


周雪峰(シュウ セツ ホウ)―――
蔡小華 この度の公演で、有名な歌舞伎俳優でいらっしゃいます玉三郎さんと共演させていただくこと、大変光栄に思います。

 『楊貴妃』は玉三郎さんの代表作の一つで、その中で方士の役をやらせていただく事になり、大変燃えております。今回この役は私にとりまして大きなチャレンジでもあります。

 玉三郎さんにいろいろと勉強させていただきたいと思いますし、歌舞伎にもいろいろ学ぶところが多いと思いますので、そちらのほうもぜひ勉強したいと思っています。


昆劇の魅力について―――

玉三郎―――
 非常に繊細な音楽と繊細な唄、それから、繊細な演技方法というものが特徴だと思います。今は劇場で演じられておりますけれど、当時はお庭をもっている大きな家の方たちが、それぞれ自分たちの劇団を持ち楽しんだことから生まれた演劇なので、非常に細かいところ、繊細なところを大事にしています。

 それから、上演に10日間もかかったというように、脚本が膨大な物であるため、非常に人間の哲学といいましょうか、人生という物が、直接的でなく、優雅な時間が流れる中で舞台芸術として醸し出されているという点が特徴だと思います。


松竹が海外公演を主催することについて―――

安孫子 松竹(株)専務取締役―――
 日本だけにとどまらず、海外でも我々が歌舞伎の製作を行い現地で公演をするという夢がございます。至難の業ではございますが、今回もいろいろな企業の方々に絶大なるお力をいただいた上で、歌舞伎の新しい第一歩として、私どもがこの公演を主催させていただくことになりました。

 ですから、芸術的にはもちろんですが、興行的にも成功することが、これからの海外公演の命運を左右するのではないかなと、我々も心してこの興行にあたっていきたいと思っております。

 玉三郎さんと昆劇の方々との共演という、文化的にも歴史的にもすばらしい公演を皮切りに、このような展開できることは、私たち松竹にとりましても有難いことだと思っています。


女方復活への熱い思い―――

玉三郎―――
 中国の女方で活躍していらっしゃる方はごく少数で、若い俳優が目にするという事が大変少ない状況です。

 ですから、出来る限り良い物をyu君、周君と一緒に演じられることが将来の為になると思っております。そして、一緒に演じる中で、何かを汲み取ってもらい、将来の中国の女方について何か考える種になればいいと思っています。

 そして皆さんが、憧れるとか、綺麗だなとか思ってくださることから、見た人たちの気持ちの中に何かが立ち上がってくる、ということを期待するのが一番良いと思っています。

玉三郎 中国昆劇と合同公演

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