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スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』4ヶ月ロングラン公演!

ヤマトタケルの人生で共感できるもの―――

右近―――
 師匠の生き様と重なるところもありますが、私自身も“天翔ける心(あまかけるこころ)”を持って生きて行きたいと思っています。

「天翔ける心、それがこの私だ!」というセリフがあります。一度師匠に“天翔ける心”について尋ねたことがあります。すると「これは人生の啖呵なんだよ」って。

 なかなか一言では言えませんが、心意気や、生きていく心情、懸命に生きていく姿・・・自分にも少しずつ“天翔ける心”が見えてきて、共感するところが増えてきているように思えています。


段治郎―――
 最後の宙乗りの前に、「思えばこの世の多くの人々は、富や名声を追い求めて疑おうとはしない。しかし私は、あまりそのようなものは関心がなかった」といったセリフがあります。

 僕が役者を志したのは、何もお金持ちになりたいからではなく、ただ舞台の上に立ち、役を演じていたいという一心からです。自分にとって“天翔ける心”とは、そういう思いなのかも知れません。


前回の公演を振り返って、新しい公演に向けて―――

ヤマトタケル

門之助―――
 前回の公演では、前にやった方の型を受け継ぐべきか、新しい物にしなくてはいけないのか、自分が思っているものが合っているのか、間違っているのか。それがすごく心配でした。よく猿之助さんにも言われましたが「時代にあったものにしなくてはいけない」。今回はここ何年かで経験した事を役柄に出していけたらいいなと思っています。


猿弥―――
 前回、ヤマトタケルが師匠から右近さん、段治郎さんに替り、私の役柄も、また一つ大きな役になりました。ですから、なんとかお客さんに楽しんでもらって、成功させなくてはというプレッシャーが凄くありました。今回も余裕はありませんが、とにかく懸命にやろうと思っています。


右近―――
 最初から猿之助が出演しないスーパー歌舞伎というのは、3年前の公演が初めてでした。大変緊張し余裕の無い中で、なんとか我々の手で築いてきたものを受け継いでいかなくてはと、懸命に戦ったつもりでございます。

 梅原先生が公演のパンフレットに「20年近く経ち、これが右近や段治郎によって上演されて、お客様がたくさん入って喜んでくださった時、この『ヤマトタケル』という作品は、歌舞伎の古典になるであろうと」書いてくださいました。そして千穐楽の前に楽屋にお越しくださって、「これは古典なんだ」と私たちを激励しくださいました。

 その言葉を聞いたときに、本当に嬉しく、そうして前回なんとか受け継いでいったことが、今回の公演に繋がっているのだと思っています。今度は、ぎりぎり受け継がせていただいたものを、もうちょっと僕たちの中で昇華して、さらに未来へと繋げていきたいと思っています。


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