スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』4ヶ月ロングラン公演!
段治郎―――
前回は大きい責任に押しつぶされてしまった、という感があります。それから3年経ち、歌舞伎、その他のジャンルのお芝居でも経験を積んで、多々色々、血や肉を体に付けてきたと思っています。
今回は、本当に良い意味での余裕、遊びというものを持って、師匠の作ってきた『ヤマトタケル』をもっともっと拡げることが出来るよう、決意も新たに勤めていきたいと思っています。
春猿―――
前回、相手役が師匠であるとか、右近さん、段治郎さんという事とは関係なく、自分のお芝居の事でいつも頭がいっぱいでした。
ですから、師匠がいない公演という恐怖心よりも、自分がきちっとしたお芝居をお客様にみせられるのかどうか、という恐怖心の方が大きかったように思います。
きっと今回もそういう状況になるのではないかなと思っております。

笑三郎―――
『ヤマトタケル』という作品はスーパー歌舞伎の中でも、かなりの大作で、いわばお家芸をやっているのと同じくらいの大きな作品だと思います。
前回、新橋演舞場での千穐楽のカーテンコールで、師匠が舞台に現れたとたん、不覚にも舞台で大泣きをしてしまいましたが、そのくらいの思いをもって師匠の留守を守ってきたんだな、と改めて感じ入りました。
前回の公演の時より一つ成長した気持ちで、のぞみたいと思っております。
笑也―――
お芝居の主役というのは、オーケストラの指揮者みたいなもので、以前我々は師匠の演奏する『ヤマトタケル』を目指していたんです。
前回の公演でも、初日はそういう感じでおりましたが、上演を重ねるごとに、右近さんの指揮の時の『ヤマトタケル』と段治郎さんの時の『ヤマトタケル』では、やはり全然スピード感が違うことを感じました。
そういうものを今回も大切にして、それぞれの指揮の『ヤマトタケル』というものを演じていけたらなと思っております。
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会見では、市川猿之助のコメントも発表されました。
『ヤマトタケル』は、1986年2月、多くの方々のおカ添えにより、東京・新橋演舞場で初演されました。
上演まで3年の月日を費やし、歌舞伎の美意識・発想・演出法・演技術を駆使した新しい歌舞伎への挑戦であり、また私自身の俳優として、演出家としての挑戦でもありました。
梅原猛先生との出会いにより素晴らしい題材と原作をいただき、故・永山武臣松竹会長のご理解を得て、朝倉摂先生、吉井澄雄先生、毛利臣男先生、故・長澤勝俊先生、故・金井俊一郎金井大道具会長という、超一流のスタッフのご協カにより迎えた初日の感動は、今も私の胸に残っております。
そして、再演を重ねていくなか、本間明先生、石川耕士さんにも加わっていただき、益々活気ある舞台となっていきました。
本年私の弟子たちにより、2005年に引き続き『ヤマトタケル』が上演出来ますことは大変嬉しく感謝いたしております。
前回より、音楽を加藤和彦先生にお願いし、21世紀の『ヤマトタケル』に新たな「カ」をいただきました。東京・博多・大阪・名古屋と4か月のロングラン公演が成功し、『ヤマトタケル』が不死鳥のごとく羽ばたくことを、切に願っております。
若い『ヤマトタケル』が多くの皆様に感動を与え、演劇史に残る作品となるよう、何卒皆様方のご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
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公演情報はこちらをご覧下さい。

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