『ヤマトタケル』記者懇親会
お互いのヤマトタケルについて―――
段治郎―――
僕から見て、右近さんのヤマトタケルは、非常に力強く、まさしく英雄そのもの。その力強さに惹かれます。
ただ、お互いに目指しているところは一緒なんです。それぞれ、際立っているところが違っていて、それが色の違いや、お互いのヤマトタケル像の違いに見えてくるのだと思います。
右近―――
僕のは英雄らしく力強いヤマトタケルで、段治郎さんのは非常に繊細さが際立つヤマトタケルだ、という新聞評を読みました(笑)
繊細さも出そうとしているんですよ、僕も(笑)。でもお客様にはそれぞれの個性が浮き出て見えるというのは面白いですよね。人が変わって演じても、繊細なところもあり英雄でもあるのがヤマトタケルなんですから。

ロングラン公演について―――
段治郎―――
一回一回の新鮮さを保ちつつ、4ヶ月勤めるというのは実はとても難しい事なんです。先がわかっている自分を出来るだけ押さえて演技をしなくてはならない。長丁場になると、その辺が難しいところなんです。
右近―――
今回はヤマトタケルだけでなく、帝もヘタルベもダブルキャストですから、お客さんに幾通りもの配役でご覧いただけるのが面白いと思います。ダブルキャストでは、それぞれがお互いを研究し合ったりディスカッションしたり、いろいろな面で切磋琢磨しますから、それはとても良いことだと思います。
ヤマトタケルの魅力―――
段治郎―――
様々な人間の普遍的なテーマがぎっしりと詰まっているので、演じても演じても、色々な発見があります。ヤマトタケルの性根というのは、普遍的なものなのではないかと感じています。
右近―――
父との関係に悩んだり、兄を殺してしまったり、最愛の人を失ってしまったり、どこか欠落していて人間味があるところに魅力を感じます。英雄というと完璧な人と思われがちですが、ヤマトタケルは欠落したところをたくさん持っている。だからこそ、身近に感じることが出来て共感しやすいのだと思います。
▼
猿之助のDNAを強く受け継いだ右近と段治郎による『ヤマトタケル』。魂が揺れる熱い公演をお楽しみに。
【ヤマトタケル 公演情報】
4月博多座
5月大阪松竹座
6月中日劇場

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