愛之助 出石でお練り-永楽館柿落大歌舞伎-

近畿に現存する最古の芝居小屋「永楽館」の柿落公演を前日に控えた7月31日(木)、片岡愛之助、片岡秀太郎、中村壱太郎らが、兵庫県豊岡市出石で“お練り”をおこないました。
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セレモニーは午後6時半から始まりました。市役所前の広場での威勢の良い撒餅の後に、お練りがスタート。お練りの先頭には三番叟をあしらった神輿、その後方に出演者らを乗せた人力車が続きます。
国の重要伝統的建造物郡保存地区にも選定されている、出石城下町の情緒豊かな街並みをゆっくりと練り歩き、セレモニー会場へ。待ちわびたファンを前に出演者らが意気込みを語りました。

左:撒餅には愛之助も参加 右:手作りのボードで沿道も華やかに!
片岡愛之助―――
皆様、暑い中たくさんお集まりいただき、ありがとうございます。小さなお子様から、おじいちゃんおばあちゃんまで、沿道で手を振り温かく迎え入れてくださって、たくさんのパワーをいただきました。
舞台を人力で廻したり、せりをあげたり、そういった機構が永楽館にはそのまま再現されています。そこに自然の光を取り入れて、まるでタイムスリップしたような空間です。ここまで永楽館を再現するために、地元の方々も非常にご苦労なさったとうかがっています。そして、今日もまたたくさんのボランティアの方々にご協力いただき、大変感謝しています。
明日から始まる柿落公演を、父、そして壱太郎さんをはじめ、たくさんの上方歌舞伎の俳優で勤めさせていただきます。出石といえば、“コウノトリ”“出石そば”、そして“永楽館”といわれるように、そして、願わくば来年もここに帰ってくることができるように、がんばって勤めさせていただきます。皆様もぜひ楽しみに、劇場へ足をお運びください。
片岡秀太郎―――
この出石・永楽館、柿落し公演に出演させていただきますこと、誠に嬉しく感無量でございます。とても良い劇場で、歌舞伎のふるさとに帰ったような気持ちがいたします。お客様とも身近に接することができて、きっとお芝居を肌で感じていただけると思っております。
今日のお練りには、出石の方はもちろんのこと、大阪、神戸、京都、東京からもたくさんの方にお集まりいただき、お祝いしていただきました。全国の皆様に出石の永楽館を楽しんでいただけるように、そして、出石のますますの発展にお役に立てるように、がんばって勤めますので、明日からの公演、どうぞ宜しくお願いします。

中村壱太郎―――
永楽館という歴史ある芝居小屋に出演させていただくことを大変嬉しく思っています。僕は芝居小屋は初めてで、舞台に立ってみますと、お客様との距離や、体で感じられるものが想像をはるかに超えていて、とても興奮しています。
そしてこのお練りで、出石の皆様の暖かい気持ちが伝わってきてました。嬉しく思うとともに、柿落という記念の公演だと、改めて強く感じ身の引き締まる思いです。
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明治、大正、昭和と、多くの人々が芝居を楽しんだ同じ空間で、おこなわれる
永楽館柿落大歌舞伎。新たな第一歩を踏み出す記念公演、期待に胸が膨らみます。

上左:美しい城下町を進むお練り 上右:セレモニーの最後は手締め
下:幟も上がり初日を迎える永楽館
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