冬の訪れ 歌舞伎座の「汽缶祭」

「汽缶」・・・耳慣れない言葉ですが、実はボイラーのこと。歌舞伎座では本格的な暖房が入るこの時期に、昭和26年開場時より、毎年この「汽缶」と火の元の安全を祈願して「汽缶祭」が催されています。今年は去る11月14日、大勢の劇場関係者が参列する中、鐵砲洲稲荷の神主さんによっておごそかに御祓いが行われました。
この行事、ふいごを用いる鍛冶屋や鋳物屋などの間で、火の神に感謝するため、旧暦の11月8日に行われていた「鞴(ふいご)祭り」が由来といわれていますが、最近ではこのような行事を行う事業所も少なくなっているようです。
舞台の上ばかりではなく縁の下にもこだわりを見せる歌舞伎座ならではの「汽缶祭」。歌舞伎座も本格的な冬の準備に入ります。
【公演情報】
歌舞伎座百二十年 吉例顔見世大歌舞伎
歌舞伎座百二十年 十二月大歌舞伎

2008年11月19日
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