海老蔵、獅童『新橋演舞場 初春花形歌舞伎』への意気込み
1月には歌舞伎座で「さよなら公演」が始まりますが―――
獅童―――
目と鼻の先で、演目もすごくてプレッシャーですよね(笑)。ただ、その緊張感の中から僕たちにしかできないものが、なにか産まれればよいなと思っています。僕にとっても一つ一つの役がとても大きいものなので、全身全霊でぶつかっていくという気持ちです。
海老蔵―――
1月の歌舞伎座では、今の時代の歌舞伎を背負っていらっしゃる素晴らしい先輩たちが、素晴らしい演目を見事に演じきっていくと想像しています。
その中で、若手でここを乗り切って行く事は、本当に大変なことだと痛感しています。獅童さんがおっしゃったように、今の僕たちにしか出来ないことを一生懸命、元気さでは負けないように、そして、僕たちもいずれ良い先輩にならないといけないわけですから、その為に今精進するべきことをきっちりやっていこうと思っています。

「初春花形歌舞伎」への思い―――
獅童―――
来年浅草に出ないのは寂しいといってくださる若いファンの方もいらっしゃいますが、ぜひ来年は演舞場で、いままでと違った顔触れでお芝居を楽しんでいただきたいし、テレビや映画の中村獅童しか知らないという方たちにも、歌舞伎の舞台に立つ中村獅童をぜひ見ていただきたいと思っています。
歌舞伎の舞台に立つ前は、いつもご先祖様に支えられているという、神聖な気持ちになります。他がそうならないというわけではありませんが、歌舞伎の歴史の奥深さを感じたり、先祖代々が大切に演じてきたお役であるということを痛感する瞬間があって、やはり歌舞伎の舞台には特別な思いを持っています。
海老蔵―――
昨年に続いての、新橋演舞場のお正月公演。非常にプレッシャーを感じています。
『義経千本桜』は歌舞伎の中でもとても大きな演目で、今回勤めるいがみの権太も、やはり歌舞伎役者の立役としては大変大きな役でございます。いずれ『義経千本桜』を通しでできるような役者になりたいなと思っておりますが、このお役を若い今の時期に経験できるということは非常に嬉しいことです。
半通しで上演する『弁天娘女男白浪』の弁天小僧もかなりの大役です。このように大役を多く勤めさせていただくことは、体力のある今、勉強という意味でも大切ですし、また、それがこの公演の一つの見所にもなってくれると思っています。今から稽古を重ね、先輩たちに負けないように、努力したいと考えています。
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新橋演舞場 初春花形歌舞伎

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