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「四国こんぴら歌舞伎大芝居」製作発表記者会見

「四国こんぴら歌舞伎大芝居」製作発表記者会見

 山下琴平町長(左)と握手を交わす中村勘三郎

 四国路春の風物詩 第二十五回記念「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が今年も4月7日(火)~25日(土)の19日間(38回公演)開催されます。1月21日(水)公演に先立ち製作発表が行われ、中村勘三郎ら関係者が意気込みを語りました。

香川県琴平町長 山下正臣
 昭和60年、こんぴら歌舞伎初演の際"ここで歌舞伎をやろう!"と声をかけてくださった中村勘三郎さんを、今回の25周年、四半世紀の節目の公演にお迎えできますこと、私ども琴平町にとりましても感慨の極みでございます。

 勘三郎さんは3年前の襲名巡業の際、金丸座に3日間お見えになりましたが、「こんぴら歌舞伎大芝居」にご出演なさるのは第9回目以来、16年ぶりの事でございます。また今回上演されます演目は、勘三郎さんの格別の思い、そしてその心意気というものを十分に感じ取ることができるものばかりでございます。

 地元はもちろん、全国のファンの方々が大変心待ちにしていた今回の公演を、ぜひ皆様にもお楽しみいただきたいと思っております。


松竹株式会社専務取締役 安孫子正
 お陰様で、こんぴら歌舞伎には毎年大勢のお客様にご来場いただいています。その皆様がそれぞれ、良かったという思いを持ち帰っていただいている事で、25回という数多くの公演に繋がっているとのだ思っています。

 今回の25周年の記念公演も、中村屋さん縁の『俊寛』『沼津』『身替座禅』、そしてこんぴら歌舞伎で初めて上演される『新口村』、金丸座の持つ舞台機構をふんだんに使った『闇梅百物語』など、楽しい演目が揃っています。ぜひ皆様にお楽しみいただきたいと思っております。

「四国こんぴら歌舞伎大芝居」製作発表記者会見 


中村勘三郎
 こんぴら歌舞伎にはいろいろな思い出があります。まず、最初に思い出すのが、ここで歌舞伎をやりたいと、お亡くなりになった松竹永山会長のご自宅を訪れた時の事です。そして、第9回で上演した『夏祭浪花鑑』を串田和美さんがご覧になり、それがコクーン歌舞伎へと繋がっていきました。平成中村座は、この金丸座が移動したら・・・という発想から始まりました。そして、今年で20回を迎える歌舞伎座八月の納涼歌舞伎にも思いが繋がっています。

 父(十七代目中村勘三郎)との思い出もたくさんあります。父は、第3回のこんぴら歌舞伎に出演し、その時『沼津』を勤めております。舞台を終えた父から「こんなに良い芝居小屋はありません、来年もまた出ますよ!」と嬉しい電話をもらい、翌年『俊寛』を勤めるのを大変楽しみにしておりましたが、体調を崩してしまい、残念ながらその思いが叶うことはありませんでした。

 3年前の襲名巡業でこちらに伺った際、琴平の町の人たちが"勘三郎さん、お帰りなさい!"という手作りの垂れ幕を作り、温かく迎えてくださいました。まるで、私と一緒に父も迎え入れてくれているようで、その時の感動は忘れません。美味しいうどん屋の方、旅館の方、その他、昔から温かく迎えてくれる琴平の町の方々との再会も今から楽しみにしています。

 こんぴら歌舞伎の魅力は一言でいうと、温かさ、そしてお客様との近さ、だと思います。スッポンなどの舞台機構も、青年団の方々が練習して人力で動かしてくれます。さらに、今回はこの芝居小屋ならではの演出も考えてみたいと思っています。

 勘三郎になって初めてのこんぴら歌舞伎です。25周年の記念公演に、想い出深い演目を上演させていただくことは本当に感無量でございます。一つ一つの演目を一生懸命勤めさせていただきたいと思っています。

 公演情報はこちらをご覧ください。

「四国こんぴら歌舞伎大芝居」製作発表記者会見

2009年01月27日

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