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大阪平成中村座「試演会」出演俳優が意気込みを語りました

 10月22日(金) 大阪平成中村座で行われる「試演会」。出演する俳優たちが意気込みを語りました。

大阪平成中村座「試演会」出演俳優が意気込みを語りました

▲ 試演会『熊谷陣屋』出演者 左から中村山左衛門、中村獅二郎、中村橋幸、市川笑野、中村橋吾、中村仲之助、坂東彌風

『熊谷陣屋』
中村橋吾(熊谷直実)
 試演会で『熊谷陣屋』をするという噂が出たころから、熊谷次郎直実を勤められるように神様に祈っておりました。師匠の橋之助が芝翫型の『熊谷陣屋』を復活させた時から、ずっとそばで見て憧れていました。成駒屋にとっても大切な演目です。今持てる自分の全てを出して、芝翫型であるという事をしっかり心に残して勤めたいと思っています。精一杯勤めますので、どうかご声援下さいませ。


市川笑野(相模)
初めての平成中村座で緊張している上に、試演会でこんな大きなお役をいただき、これからさらに緊張の日々が続くと思います。若い娘や若女房といったお役を勤めることが多く、つい若くつくってしまいがちですのでそれを押さえ、16歳の子供を持つ母親、歳を重ねた女性の深みというものが出せればと思っています。そして、死んだと思っていた敦盛が、実は我が子と知らされ、感情が高ぶり悲しさがこみ上げてきますが、そうした相模の感情の流れが表現できればいいなと思います。中村座のお客様には私のことを知らない方も多いと思いますが、こんな役者もいるんだなと思って下されば嬉しいです。


中村仲之助(藤の方)
今回の平成中村座は大阪城の西の丸庭園という素晴らしい場所にあり、とても新鮮な気持ちが致します。その中村座で、藤の方を勤められる事はとてもありがたく嬉しく存じます。大変緊張しておりますが、とにかく品良くということを第一に心掛けて勤めます。このような大役を勤めさせていただく事に感謝し、一所懸命稽古をして頑張りますので、どうか温かい目で見て頂けたらと願っています。


坂東彌風(梶原平次景高)
前回の中村座の試演会では百姓の役をいただきましたが、今回は大阪城の秀吉ではありませんが、武将に出世できました(笑)。梶原がもし頼朝に事実を告げに行ってしまったら、又物語が変わってしまうような重要な役だと思います。何とか形になるように、一所懸命勉強させていただきますので、よろしくお願い致します。


中村獅二郎(堤軍次)
私の初舞台は、今年四月の歌舞伎座でした。歌舞伎俳優としては、まだまだ右も左も分かりませんが、教わった事を素直に一所懸命勤める事、それが一番大切な事だと思っています。堤軍次は、所作あり、セリフあり、決めの型もある、本当に勉強になるお役でございます。今回の目標は、動きを機敏に、お行儀よく、その場の絵となれるようになる事です。そして、軍次という大役を勤めさせていただける事に感謝の心を忘れず、一所懸命勤めさせて頂きます。


中村橋幸(源義経)
去年の試演会で『法界坊』の松若を勤めさせていただき、自分の未熟さを痛感致しました。今回も勉強して、少しでも多くの事を吸収できたらと思います。自分にとって義経はあこがれのお役でした。品良く立派に、演じられるようにできたらと思っております。お客様に安心して観ていただけますように、精一杯頑張りますので、ぜひ楽しんでご観劇いただきたいと思います。


中村山左衛門(弥陀六)
いつも試演会には大勢のお客様が足を運んで下さり、大変ありがたく思っています。しかも前回の名古屋城に続き、今回は大阪城。当時の人々はお城で歌舞伎を・・・。夢にも思われなかったでしょうね。不思議な気持ちです。こういう場にいられるということは本当に楽しいことです。弥陀六はかっこいいお役ですね。私より若い人が勤める弥陀六を観てみたかったので、すごく出しゃばってしまったかな・・・という気持ちでいます。ですが、決まったからには精一杯勤めさせていただきます。

大阪平成中村座「試演会」出演俳優が意気込みを語りました

 試演会『弁天娘女男白浪』出演者 左から市川猿琉、市川喜太郎、中村扇之助、中村いてう、中村獅一


『弁天娘女男白浪』
中村いてう(弁天小僧菊之助)
 弁天小僧を勤めさせていただける事になり、とても嬉しい半面身の引き締まる思いです。以前師匠勘三郎の弁天小僧を見ていて、最初の花道の出でパーッと空気が変わるのと、名乗った時の爽快感がとても印象深く、憧れて見ていました。そしてこの平成中村座の試演会という場で憧れの弁天小僧をさせていただける機会に恵まれ、勉強の場を設けていただける事に、ありがたく感謝しております。まずは、教えて頂いた事をきっちりと、出来れば師匠のようにパーッと空気の変わるような舞台になればと思います。少しでも皆様に伝わり感じていただけるよう精一杯勤めますので、温かいご声援を宜しくお願いいたします。


市川猿琉(南郷力丸)
 いつも捕手で、土手の上からかっこいいなと見ていた南郷をまさか自分がやらせていただくとは・・・信じられません。正直今もまだ実感が湧きません。中村座に出させていただくのも今回が初めてで、しかも試演会に出させていただき、その上このような大きな役をやらせていただきまして、この上ない喜びでございます。と同時に、今から緊張しております(汗)。至らない点も多々あるとは思いますが、温かい目でみていただければ幸いです。


中村扇之助(忠信利平)
忠信利平を勤めさせていただける事になりとても嬉しく思っています。9月の巡業の『鳴神』で、白雲坊を勤めさせていただきましたが、録音して自分のセリフを聞いてみると、言っているつもりのセリフとは違いがあって、そのギャップを上手く埋めることが出来ませんでした。勢揃いは、セリフを聞かせる要素も大きいですので、先月痛感したセリフの課題を第一に心掛けて勉強したいと思っています。5人の中では私が一番の古株になりますが、その分他の4人に見劣りしないよう、しっかり勤めなければならないというプレッシャーを感じています。ぜひ応援していただければと思います。


市川喜太郎(赤星十三郎)
 不安でドキドキして大変です。実は「赤星おめでとう」と師匠の猿之助からメールが届き、それで試演会でのお役を知り、驚きも倍増でした。「上手くやろうと思わないで楽しんで勉強しなさい」とアドバイスをいただいているので、そういう気持ちで、お客様にも楽しんでいただけるように勤めたいと思っております。赤星には立役・女方両方の要素があります。自分は女方ですが、これまでいろいろ立役も勤めさせていただきましたので、両方を上手くミックスしてバランス良く、面白い赤星だねと言っていただけるようにできればと思っています。


中村獅一(日本駄右衛門)
胃潰瘍ではないかなというほど、ただただ緊張しています。お役をいただけたのは本当に嬉しいのですが、ちょっと大変な胃の痛さです(笑)旦那方の日本駄右衛門は本当に大きく、舞台に自分が立ったときに少しでもその大きさを出すことができればと思っています。もともと付き人から役者になりましたが、付き人として初めて働いた現場が初演の中村座でした。「みんなかっこいいな」と見つめていた舞台で、大きなお役ができるのは、嬉しく光栄に思っています。

2010年10月08日

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