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玉三郎が日生劇場10月「坂東玉三郎特別舞踊公演」への思いを語りました

玉三郎が日生劇場10月「坂東玉三郎特別舞踊公演」への思いを語りました

 10月日生劇場では「坂東玉三郎特別舞踊公演」が開催されます。1976年シェイクスピア『マクベス』のマクベス夫人役で初めて日生劇場の舞台を踏み、『椿姫』『天守物語』『海神別荘』など数々の舞台を勤めてきた玉三郎。今回は傾城の品格をたっぷりと魅せる『傾城 吉原絵巻』、変化舞踊の傑作『藤娘』、中国の実在の美女を題材とした『楊貴妃』という魅力あふれる演目で芸術の秋を彩ります。公演に先立ち、玉三郎が舞台への思いを語りました。

坂東玉三郎
 舞踊会は20年ほど続けさせていただいておりますが、建替え期間のため歌舞伎座での公演がしばらくない中、日生劇場で16年ぶりに大きな舞踊会を催させていただきます。演目も『傾城 吉原絵巻』『藤娘』『楊貴妃』と、春や夏や秋が並ぶので、3つの季節を皆様に一晩で楽しんでいただける事と思いますし、舞台の装置もいくらか設えて日生劇場にあう舞踊会にしたいと思っております。

 日生劇場は36年前にマクベス夫人で初めて出演させていただき、『天守物語』も初演させていただきました。16年前の舞踊会は3ヶ月連続という思い出深い公演ですし、海の底を想定してデザインされた劇場でもあるので『海神別荘』も上演させていただきました。私が初めて大きな演出をさせていただいたのも日生劇場での『なよたけ』で、私には創作的な印象の深い劇場です。今回、『傾城 吉原絵巻』では、途中に『英執着獅子』の一部を入れた新しいものを皆様にご覧いただけるように構成しています。『楊貴妃』は幽玄的なものですので空舞台の方が良いかと思っておりますし、『藤娘』も従来の大きな松に藤が絡んでいるという装置を、高さのある日生劇場の舞台に合わせてどのように発展させるかこれから考えたいと思っています。

 女流舞踊家で、もう亡くなられしまった大先輩、そして大尊敬する皆さんが、一晩二晩と舞踊会をなさっていらして、それに憧れ、私も舞踊だけで幕を開けることができればと考えておりました。そして、40代の時に初めて、今のル テアトル銀座で舞踊会をさせていただきました。その後、南座では度々復活あるいは再構成したものを上演させていただき、歌舞伎座の本公演へと続いて、毎年の八千代座公演もほとんどが舞踊会でございます。舞踊というものは、歌舞伎俳優には切っても切れないもので、このような舞踊公演はとても重要なものだと思っています。

 チケット発売は8月27日(土)10:00より、チケットWeb松竹チケットホン松竹で受付を開始します。

2011年07月26日

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