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勘三郎が舞台成功祈願を行いました~平成中村座 五月大歌舞伎『め組の喧嘩』

勘三郎が舞台成功祈願を行いました~平成中村座 五月大歌舞伎『め組の喧嘩』

 芝大神宮の記念碑の前で 前列左より中村勘三郎、め組棟梁清宮氏、川瀬氏

 昨年11月より浅草隅田公園でロングラン公演を行っている平成中村座も、いよいよ5月ロングランファイナルを迎えます。
 ロングランの掉尾を飾る平成中村座 五月大歌舞伎では、昼の部に『神明恵和合取組』(め組の喧嘩)を上演。中村勘三郎が初役でめ組辰五郎を勤める楽しみな舞台です。上演に先立ち現在のめ組の棟梁清宮忍氏、辰五郎から数えて十四代目にあたる川瀬千晴氏とともに勘三郎が演目に縁の芝大神宮で成功祈願を行い、高輪正覚寺で辰五郎の墓参を行いました。

勘三郎が舞台成功祈願を行いました~平成中村座 五月大歌舞伎『め組の喧嘩』

 芝大神宮で行われた成功祈願(写真左)

中村勘三郎
 ロングラン公演も5月が最後、本当にあっという間でした。まだまだやりたいことがいっぱいあるので、中村座はまだ建てておきたいですね(笑)。5月の昼の部で『め組の喧嘩』の辰五郎を初役で勤めるにあたり、現在のめ組の棟梁・清宮さんと辰五郎さんから数えて十四代目にあたる川瀬さんにお会いできて、とてもよかったです。素早く草鞋を履く方法だったり、本物の纏を持たせていただいたり、これが結構重いんですよね。貴重な経験でした。ただ、現在ではめ組が総勢6名となり、纏を作る職人さんに後継者がいなくなってきているなどひとつの日本文化が失われていくような様子をうかがって、せめて芝居の中には今日お伺いしたお話を参考にして、そうした文化をみずみずしく生き続けさせたいと思います。
 客席を仮花道に見立てて両花道の臨場感を出したり、立廻りなども工夫を凝らしてお客様に楽しんでいただこうと思っています。個人的には、子どもの頃に一度出演したときには危ないからとゴムだった鳶口が金物になるのが、ちょっと嬉しいですね。

 夜の部も5月ということで『髪結新三』を出しますし、『志賀山三番叟』も中村座にぴったりな古風な踊りで面白いですよ。
 公演期間中に開催される三社祭も七百年祭ですし、22日にはスカイツリーも開場します。中村座の周辺も最後まで盛り上がって、打ち上げ花火のようになったらいいなと思います。

勘三郎が舞台成功祈願を行いました~平成中村座 五月大歌舞伎『め組の喧嘩』

 高輪正覚寺で辰五郎の墓参を行う勘三郎

2012年04月24日

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