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笑三郎、春猿、月乃助が語る『葛西橋/舞踊小春狂言』

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 10月6日(土)~26日(金)、三越劇場で上演される新派名作撰『葛西橋/舞踊小春狂言』に出演する市川笑三郎、市川春猿、市川月乃助が、公演への意気込みを語りました。

歌舞伎俳優にしか出せない新派の雰囲気を――『葛西橋』
 北條秀司と花柳章太郎のコンビによる東京慕情編3部作の第2弾として、『佃の渡し』に続き昭和35(1960)年明治座で初演された『葛西橋』。

 笑三郎は、一昨年10月の『滝の白糸』に続く2本目の新派作品となりますが、昭和初期を舞台にしたこの作品は「リアリティーのある作品なので、先入観を持たずに稽古に入りたい」とのこと。「歌舞伎の女方でないと出せない魅力」を存分に発揮したいと意欲を語りました。

 昭和50(1975)年の上演では水谷良重(現 八重子)がヒロインの姉妹とパーラーの女主人の3役を勤めました。今回演じるのは春猿。「3役早替りといっても、一つひとつの人物像を練り上げて出したいと思います。鬘や衣裳といったビジュアル以外の内面をしっかり色分けをして、ショーアップの早替りではなく、役どころの性根をつかんで替われるよう、勉強しようと思います」。

 その3人を相手に、「絵にかいたようなだらしない男」を演じるのが、昨年1月の『日本橋』に続く新派作品2本目の出演となる月乃助です。今までにない役どころで、「リアルな濡れ場もあり、男同士の女方さんを相手にどうやったらいいのか...。退廃的で、人生を転がり落ちていくさまがあまりにリアルなので、実際にお稽古をしてみないと、どうなるかわかりません」と言いつつも、「歌舞伎で培ったエッセンスを新派で活用していただけるよう、新派作品にも全力投球して頑張っていきたい」と、作品に力強く取り組む姿勢を見せました。

美しく、楽しく、華やかに
     ――『舞踊小春狂言』

 「誰もが耳にしたことのあるような音楽を"吹き寄せ"にしてご覧いただく、その構成をうまくストーリーに組み込んでいけたら」と言うのは笑三郎。新派ならではの世界観の踊りに、歌舞伎俳優としてどのような色を出せるか、おおいに期待を膨らませている様子がうかがえました。

 また今回は、川口松太郎の芝居『小春狂言』を、昭和42(1967)年の上演をもとにした、新作舞踊としての上演となります。これについて春猿は、「芝居と踊りという、新派の上演形態の復活」ととらえ、「普段とは趣向の違った踊りをお見せし、華やかな気持ちでお帰りいただける舞台にしたい」と抱負を述べました。

 チケットは8月31日(金)より、チケットWeb松竹チケットホン松竹で発売。詳しい公演情報は、劇団新派公式サイト 公演情報をご覧ください。

2012年08月15日

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