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橋之助、児太郎、国生「松竹大歌舞伎」への意気込み

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 6月30日(火)より、平成27年度(公社)全国公立文化施設協会主催「松竹大歌舞伎」中央コースで、全国公演を行う中村橋之助、中村児太郎、中村国生が、意気込みを語りました。

橋之助、児太郎、国生「松竹大歌舞伎」への意気込み

 夏の盛りに全国各地で歌舞伎公演を行う公文協 「松竹大歌舞伎」。暑いさなかの公演ですが、毎年でも行きたいくらい大好きと言う橋之助は、念願かなって『河内山』に初挑戦します。「役者にとっても人気狂言で、子どもの頃から学校の行き帰りにせりふを口ずさんでいました。今回は、幸四郎のお兄様に細かく教えていただきたいと思っています」と、うれしさいっぱいに話しました。

 「世話物では、粘りすぎてしまうところ、思い入れが強すぎて長くなってしまうところがあるとご指摘を受けたりもするので、幸四郎のお兄様には芝居の運びといったものを教わって、もう一度、世話物を勉強し直したいと思います」。さらに、年を重ねて後の世代に伝えることの大事さと、自分に課せられる責任が重くなったことも含め、「いろいろ考えることが役づくりにもつながっていくのでは」と意欲を見せました。

橋之助、児太郎、国生「松竹大歌舞伎」への意気込み

成駒屋ゆかりの踊り2曲
 児太郎の『藤娘』も国生の『芝翫奴』もともに、二人の祖父である芝翫が大事にしていた、家にゆかりの深い舞踊です。「祖父から手取り足取り教わったことを思い返しつつ、玉三郎のおじ様や父(福助)からもいろんなことを習って勤めたい」(児太郎)、「本興行では初めて一人で踊らせていただきますが、楽しく気持ちよく踊り、お客様にもそう思っていただけるようにしたい」(国生)と語りました。

 『供奴』は六世菊五郎以来、白塗りで踊ることが多いですが、二世芝翫が当り役としたことから『芝翫奴』とも題される踊りです。「数年前、三津五郎のお兄さんに、本家なんだからもともとの赤っ面でやりなさいと叱られました。この公演で国生が踊ることについても、絶対赤っ面で、と言われておりましたので、そのようにいたします」と、橋之助が明かしました。

橋之助、児太郎、国生「松竹大歌舞伎」への意気込み

若手の活躍を地方の公演でも
 児太郎は3年前にも「松竹大歌舞伎」(秋季巡業)に出演していますが、「初めての巡業で何もかもが初めてでしたが、『手習子』ではチャンスをいただいてひたすら一所懸命勤めました。今回は、祖父に習った数少ないお役の一つでもあり、3年前から少しは成長したところを見てもらえるように稽古を積みます」と、積極的な姿勢を見せました。

 国生は初めての全国公演。「今年で20歳になりますが、同年代の方々、大学生にも観てもらえることを目標に頑張りたい。『芝翫奴』は最後の演目なので、お客様に気持ちよく帰っていただけるよう、そして、この人の奴をもう一度観たいなと思っていただけるように踊りたいです」と、意欲満々に話しました。

 橋之助は「父が身体を使って教えたのは、踊りの会でこの二人につけた『藤娘』と『芝翫奴』の稽古が、たぶん最後だったと思う。二人の心の中に父がいて勤めるものと思います」と振り返り、「若い座組で楽しく勤め、そうして地方の皆さんに歌舞伎をお見せすることは、歌舞伎界にとっても重要なことだと思っています」と、芸の継承と歌舞伎の広がりを担うこの公演への熱い思いを語りました。

 平成27年度(公社)全国公立文化施設協会主催「松竹大歌舞伎」中央コースは、6月30日(火)より、7月31日(金)まで、全国23カ所41公演。チケットは、チケットWeb松竹チケットホン松竹ほか、各会場にお問い合わせください。

橋之助、児太郎、国生「松竹大歌舞伎」への意気込み

2015年05月18日

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