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「初春新派公演」「新春浅草歌舞伎」出演者が羽子板市でご挨拶

「初春新派公演」「新春浅草歌舞伎」出演者が羽子板市でご挨拶 「初春新派公演」「新春浅草歌舞伎」出演者が羽子板市でご挨拶

 

 12月17日(木)・18日(金)、「初春新派公演」と「新春浅草歌舞伎」の出演者が「浅草寺 歳の市」を訪れ、羽子板を手に公演に向けてのご挨拶をしました。

 50を超える店に正月を迎えるための品物が並ぶ「浅草寺 歳の市」は、羽子板を売り買いする景気のよい声が飛び交い、「羽子板市」として初日の朝から大きな賑わいを見せています。そこへ17日に登場したのが三越劇場「初春新派公演」に出演する波乃久里子、市川月乃助、大和悠河の三人。『糸桜』でそれぞれが勤める黙阿弥の娘の糸女、養子に入った繁俊、その嫁のみつの羽子板を持って店を巡り、お集まりの皆さんに公演をアピールしました。

 

 「とてもチャーミングなドラマ、心が温まる芝居です。こぞって初春芝居にいらしていただけたらうれしい」と波乃が語ると、月乃助も「笑いあり涙ありの素晴らしいホームドラマです」と笑顔を見せ、大和も「家族の絆が深まっていく、温かく、素晴らしい作品です」と続けました。女優二人は自分に似せてつくられた羽子板を見て、「きれいにつくっていただいてうれしい」と喜びましたが、月乃助は初めて自分がモデルとなった羽子板を手にして面映ゆいのか、照れくさそうな表情を見せていました。

 

 「羽子板市を見て、以前に自分も演じたことのある役の羽子板もいくつかあって面白いし、不思議な気持ちです。やはり、歌舞伎のキャラクターって(インパクトが)強いですね」。その言葉に波乃も、「羽子板と歌舞伎って似合いますね。新派もひと目でそれとわかるような芝居にしていかないと」と語ると、年明けから劇団新派に入団となる月乃助も大きくうなずきました。

 

「初春新派公演」「新春浅草歌舞伎」出演者が羽子板市でご挨拶

 

 翌18日には「新春浅草歌舞伎」の出演者五人が、公演会場となる浅草公会堂から羽子板市へと繰り出しました。ぐっと冷え込みの厳しくなったこの日、自分の勤める役の羽子板を手にした五人は、朝からお集まりの大勢の皆さんへ感謝を込めてご挨拶を行いました。

 

 巳之助は『毛抜』の粂寺弾正の羽子板を眺めつつ、「この弾正をはじめ、昼夜5演目のうち4つに出演させていただきます。さまざまなお役をさせていただき、こんな幸せな年明けはないなと、今から楽しみにしております」と、羽子板市の賑わいに負けない元気な声を響かせました。

 

 新悟は自身も演じたことのない『義経千本桜』の静御前の羽子板を見て、「そっくりにつくっていただいてうれしい限り。街が浅草歌舞伎を応援してくださっているので、その期待に応え、僕たちもこの街を盛り上げていけたらと思います」と、頼もしいご挨拶で盛り上げました。

 

 米吉の羽子板は『与話情浮名横櫛』のお富。「…色っぽい。こんなふうにできたらなと思います」とじっくり羽子板を見つめ、「昼夜それぞれ1役ずつ、まったく違う雰囲気のお役です。普段は女方ですが、第2部は男の僕がご覧になれます。一所懸命勤めますのでよろしくお願いいたします」と、公演へのご来場を呼びかけました。

 

 「これまでほとんど女方は勤めていないのに、この羽子板のクオリティの高さはすごい」と驚きを見せたのは隼人。『三人吉三巴白浪』のお嬢吉三に挑みます。「客席の盛り上がりが舞台の役者に通じ、我々もよりいっそう頑張ろうと、100%以上の力が出せるのが浅草歌舞伎のいいところ」、ぜひ劇場へと語りかけました。

 

 なんと21年ぶりに浅草の舞台に帰ってくることになる錦之助は、横に並ぶ若手の親たちに恩を返すつもりで出演すると言います。「将来は羽子板市のどの店にも、モデルになった羽子板が売られるような大きな俳優になってもらいたい。そのために、浅草歌舞伎で朝から夜まで劇場にいて、一所懸命勉強するように言っております」との厳しくも温かい言葉にはお集まりの皆さんからも大きな拍手が起こり、四人の若手への力強いはなむけとなりました。

 

「初春新派公演」「新春浅草歌舞伎」出演者が羽子板市でご挨拶

 

 三越劇場「初春新派公演」は、来年1月2日(土)から25日(月)、浅草公会堂「新春浅草歌舞伎」は、来年1月2日(土)から26日(火)までの公演。「新春浅草歌舞伎」の「お年玉〈年始ご挨拶〉」のスケジュールはこちら。チケットはいずれも、チケットWeb松竹チケットWeb松竹スマートフォンサイトチケットホン松竹にて販売中です。 

2015年12月18日

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