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染五郎が「伝統とテクノロジーの融合」をテーマに語る

染五郎が「伝統とテクノロジーの融合」をテーマに語る

 2月4日(木)、パナソニックセンター東京で行われた「Wonder Japan Solutions」のトークセッション「2020年に向けた、伝統とテクノロジーの融合による新しい文化体験」に、市川染五郎が登場、5月のラスベガスで上演される「Panasonic presents Wonder KABUKI Spectacle at MGM Grand -SHI-SHI-O-“The Adventures of the Mythical Lion”」に向けての思いを語りました。

 昨年8月のラスベガスでは、ベラージオの噴水に世界一の技術を誇るパナソニックのプロジェクター16台が設置され、「Panasonic presents KABUKI Spectacle at FOUNTAINS OF BELLAGIO “Koi-Tsukami”」が上演されました。「文化とテクノロジーの融合を目指す」(井戸正弘パナソニック株式会社役員)パナソニックの展示会「Wonder Japan Solutions」に登場した染五郎は、その縁から「新しいことに関わらせていただくことがありがたい。どきどきしています」と、井戸氏とのトークセッションで熱い思いを語りました。

 

新たな技術を次々と歌舞伎へ 

 展示会の「WONDER KABUKI THEATER」のブースを訪れた染五郎が、まず驚いたのが「ウェアラブル型多言語音声翻訳機」です。「会話のテンポで話ができる。感性を大事にした交流が世界中の方とできるのが本当にすごい」と興奮した様子で話すと、井戸氏からは歌舞伎の音声ガイドについても、「骨伝導ヘッドホンなら両耳が開いているので、舞台の生の声を聞きながら解説を聞くこともできます」と、新たな可能性が提示されました。

 

染五郎が「伝統とテクノロジーの融合」をテーマに語る

 「ハイスピード・プロジェクション技術」も染五郎が驚きを体感した技術の一つ。新しい出合いには、それを歌舞伎に取り入れられないかいつも考えると言う染五郎は、「早替りで、人間に映像を映して使うことができるのではないか、新たに誕生する歌舞伎の早替りの手法になるのでは」と、興味津々の様子でした。

 

さっそく5月のラスベガス公演でも 

 染五郎が展示に協力した「なりきり動画ソリューション」では、モーションキャプチャーのマーカーをつけて染五郎が『お祭り』を踊ったデータと、モデルの3D画像データを組み合わせることで、誰もが映像上では染五郎と同じに『お祭り』を踊ることができます。「36、37年歌舞伎をやってきた僕の踊りが、一瞬にして追いつかれてしまいました」と、会場の笑いを誘い、ラスベガス公演で「お客様が映像の形で参加していただくことも考えております」と、楽しみな発言も出ました。

 

染五郎が「伝統とテクノロジーの融合」をテーマに語る

 「噴水に映像を映す、しかもあれだけ鮮明に」と、自分が出演した昨年の公演で、パナソニック製プロジェクターの驚きの技術を目の当たりにしていた染五郎は、「歌舞伎の特徴の一つに色彩の豊かさがあるので、色彩が鮮やかに映し出され、しかも動くのであれば、これからの新しい歌舞伎のジャンルの一つとなってほしい」と、未来への展望も語りました。

 

 「古典歌舞伎がすごいと思えば思うほど、それを超える、進化させたものをつくりたいというエネルギーが生まれます。今度の5月のラスベガス公演では、“すごいことをやろう”の意味を持たせた“凄艶(せいえん)”をキーワードにしました。歌舞伎に艶やかさ、美しさは不可欠。それを追求して2020年、そしてその先に向けて新しいものをつくりたいと思います」

 

 染五郎の言葉を受けて井戸氏も、「いろんなテクノロジーを文化と融合させ、盛り上げていき、世界中の人に歌舞伎を知ってもらうイベントに、一緒に取り組んでいきたい」と語り、未来に向けた話が尽きないうちにトークセッションを終えました。

 

染五郎が「伝統とテクノロジーの融合」をテーマに語る

2016年02月04日

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