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海老蔵、獅童が安宅の関で『勧進帳』上演

 

 

 10月16日(日)、石川県小松市の安宅特設会場で、「秋の特別公演 古典への誘い」が行われ、歌舞伎十八番の内『勧進帳』が上演されました。

 安宅公園につくられた特設会場

 安宅の関は、『勧進帳』の舞台となった場所。日本海を臨む会場に特設舞台が設営され、この関で行われたであろう、義経一行と富樫の姿が偲ばれる一幕が、能の『安宅』と歌舞伎の『勧進帳』で上演される運びとなりました。

 また、公演に先立った13日(木)には、海老蔵、獅童らが人力車に乗ってお練りを行い、地元の皆様に挨拶しました。沿道に集まった方々からは、「成田屋!」「萬屋!」などの大きな声がかかり、俳優たちが笑顔で手を振って応えました。道中は大変な盛り上がりを見せ、「歌舞伎のまち」としてさまざまな取り組みを行っている小松市民の皆さんの関心の高さがうかがえました。

 

 会場前の特設ステージに立ち、「父(十二世團十郎)が愛した小松市、安宅の関所跡がある小松で、歌舞伎十八番の内『勧進帳』を勤められますこと、皆様のおかげと厚く厚く御礼申し上げます」と、深い感謝の念を述べた海老蔵。團十郎の、ぜひ安宅で『勧進帳』をとの願いがかなうとあって、特別の感慨を見せました。「沿道の皆様の熱気、私も獅童さんも皆様方に負けないよう、一所懸命舞台を勤めさせていただきます」との挨拶に大きな拍手が沸きました。

 

 舞台は安宅の関跡の前にしつらえられました

 続いて獅童も、「歌舞伎のまち」小松にお招きいただき、ありがとうございますと感謝し、「團十郎のおじ様の愛した、魂の宿った小松において、歌舞伎十八番の内『勧進帳』で、初役で富樫を勤めさせていただくということ、私にとっても大きな経験になると思います」と、気持ちのこもった挨拶をしました。

 

 お練りにお集まりの皆さんの熱気は、そのまま16日の野外特設舞台にも持ち越され、歴史に彩られた大自然の中、まさに特別な一夜の舞台となりました。

2016年10月19日

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