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松也、壱太郎、春猿が羽子板市で正月公演をアピール

松也、壱太郎、春猿が羽子板市で正月公演をアピール

 「新春浅草歌舞伎」 左より、中村壱太郎、尾上松也

松也、壱太郎、春猿が羽子板市で正月公演をアピール

 「初春新派公演」 左より、市川春猿、波乃久里子、水谷八重子、喜多村緑郎

 

 12月18日(日)・19日(月)、東京 浅草寺「歳の市」に、1月の浅草公会堂「新春浅草歌舞伎」に出演する尾上松也と中村壱太郎、そして三越劇場「初春新派公演」出演者として市川春猿が訪れました。

 浅草の「歳の市」は「羽子板市」として親しまれている師走の風物詩。18日(日)、夜になっていっそう売り買いの声が賑やかになってきた羽子板市に現れたのは、松也と壱太郎です。二人はそれぞれ来年演じる『吉野山』の狐忠信と静御前を模した羽子板を手渡され、驚きの表情を見せました。松也は「まだやったことのない初役なのに、やったことがあるような不思議な感覚に」と、化粧の特徴までとらえていることにびっくり。壱太郎は「似すぎていて怖いくらい。美しい衣裳でうれしい限りです」と喜びました。

 

 羽子板を手に五重塔前では、冷え込む中、二人の登場を待っていた皆さんにお礼を述べ、松也は、「今年もこうして公演前に浅草に来させていただき、羽子板市に参加させていただけることが本当にうれしい。皆様に支えていただいていることを痛感し、やる気がみなぎってまいりました。この思いをほかの出演者にも伝え、皆でまた正月の浅草を盛り上げていきたい。そして、皆様と一緒に『新春浅草歌舞伎』をよりいっそう盛り上げていきたいと思います」と挨拶し、大きな拍手を浴びました。

 

松也、壱太郎、春猿が羽子板市で正月公演をアピール

 3年ぶりの「新春浅草歌舞伎」出演となる壱太郎は、実は初の羽子板市。その賑わいに圧倒されながら、「自分の顔を、まさか羽子板にしていただけるとは思っておらず、本当にうれしいです。この羽子板に負けないように、しっかりと美しく舞台を勤めたいと思います。この羽子板市の熱気を、1月の浅草歌舞伎にもしっかりつなげていきたいと思っております。皆様の応援、よろしくお願いいたします」と呼びかけ、温かい声援を受けていました。

 

 錦之助と隼人の『御存 鈴ヶ森』の幡随院長兵衛と白井権八、巳之助の『棒しばり』の太郎冠者も加えた出演者の羽子板は、公演期間中の浅草公会堂に飾られますので、ぜひ、劇場でご覧ください。 

松也、壱太郎、春猿が羽子板市で正月公演をアピール

 翌19日(月)は『華岡青洲の妻』に出演する水谷八重子、波乃久里子、喜多村緑郎とともに、春猿が雷門に登場。この「初春新派公演」で名前を河合雪之丞と改め、劇団新派に入団することを発表している春猿にとっては、28年間名のってきた名前での挨拶も、「澤瀉屋!」のかけ声が耳に届くのも残り少くなってきました。雷門での撮影が終わって人力車に乗り込んだ四人は、沿道の皆さんに手を振りながら羽子板市へと向かいました。

 

 「華岡一家、勢ぞろいいたしました!」と挨拶の口火を切ったのは水谷。青洲役の喜多村を「大事な大事な息子」、加恵役の春猿を「素敵なお嫁さん」と紹介し、「華岡家だけでなく、新派もこの素敵なお嫁さんをもらっちゃったんです」と、ひと足早い披露のご挨拶をしました。波乃も「喜多村緑郎さんが新派に来てくださり、春猿改め雪之丞さんも新派に入って、本当の一家になって、(華岡)一家の芝居を、2日から三越劇場でいたします。どうぞ、初芝居は新派からご覧になってください」と公演をアピール。

 

 劇団新派入団と二代目喜多村緑郎を襲名した今年、「私にとりまして節目の年を無事に終えることができます。そして、来年からは約30年、苦楽を共にした春猿さんが入団、私にとっても新派にとっても心強いこと。その第一作となる『華岡青洲の妻』で、素晴しいお母様、妹、嫁さんに囲まれ、本当によいスタートが切れると思っております」と、喜多村が笑顔で挨拶。

 

 最後に春猿が、「念願の新派の世界に足を踏み入れさせていただくことになりました。新派は本当にたくさんの素晴しいお芝居がございます。一作品でも皆様のお目にかけられるよう、一所懸命新派の一員として尽力できるようにいたします。今はお稽古の真っ最中、頭から湯気が出そうなくらい頑張っておりますので、私の門出を三越劇場でぜひご覧いただければと思います」と言うと、「白兎屋!」の声も飛んで温かい拍手が沸き起こりました。

 浅草公会堂「新春浅草歌舞伎」は1月2日(月・休)から26日(木)までの公演、三越劇場「初春新派公演」『華岡青洲の妻』は、同じく2日(月・休)から23日(月)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹チケットWeb松竹スマートフォンサイトチケットホン松竹にて販売中です。

2016年12月19日

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