歌舞伎公式総合サイト 歌舞伎美人 かぶきびと

ニュース

萬次郎が「七月名作喜劇公演」出演

萬次郎が「七月名作喜劇公演」出演

 「七月名作喜劇公演」 左より、喜多村緑郎、波乃久里子、浅野ゆう子、市村萬次郎

 

 

 7月3日(月)~25日(火)、新橋演舞場「七月名作喜劇公演」に、市村萬次郎が出演します。

萬次郎が「七月名作喜劇公演」出演

 歌舞伎でもおなじみの『お江戸みやげ』と、松竹新喜劇でも演じられてきた『紺屋と高尾』を上演する7月の新橋演舞場。

 

 『紺屋と高尾』は江戸にやってきた紺屋の職人久造が、吉原の花魁道中で高尾太夫にひと目惚れしたことから始まる喜劇です。「機会があればやらせていただきたいと思っていた」花魁役に、初挑戦するのは浅野ゆう子。「鬘(かつら)が5キロ、俎板帯(まないたおび)や打掛などで20キロ、高下駄の上に一人では乗れませんでした」と、想像以上の扮装にびっくりで、「7月までには首と腰を鍛えようと思います」と気合を入れました。

 

萬次郎が「七月名作喜劇公演」出演

 『お江戸みやげ』では、波乃久里子が父、十七世中村勘三郎の当り役お辻を女優で初めて演じるにあたり、萬次郎がおゆうを演じます。「16歳で初演の父の舞台を見たとき、女方さんにしかできない、女優にはできないと思いました」と波乃。しかし、十七世勘三郎のお辻の写真に、「人生が見える、そこにお辻が立っている」と思い、化粧も似せて扮装写真を撮ったと明かしました。「父がよく、この話は『源氏物語』の末摘花に匹敵する、と言っていました。父のやり方がそうなのかもしれませんが、(お辻と末摘花が)だぶってきます」。

 

 「弟(十八世勘三郎)が晩年、やりたがっていた役です。お墓で弟に謝ってきました」と、波乃はさまざまな思いを抱いてお辻に挑みます。「でも、10代の頃から仲のいい二人なので、萬次郎さんとの間柄は、演技なしでできると思うんです」と言われて萬次郎もにっこり。萬次郎も、「喜劇ですから、自然なおかしみが出ればと思います。二人で無理におかしくつくるのではなく、自然に笑いが出るように、楽しくできれば」と続け、まさに息ぴったりです。

 

萬次郎が「七月名作喜劇公演」出演

 「かたや一心に惚れられ、もう一方は一心に惚れ抜く、そんな二つの大役」を担うのは喜多村緑郎です。『お江戸みやげ』では、倹約家のお辻が財産を投げ打つほどに惚れられる栄紫、『紺屋と高尾』では惚れた高尾太夫の身請けの金を貯める久造。久造は藤山寛美の当り役です。「寛美先生のすごい姿しか目にありません。役者の仁(にん)も違うので、きっちりと芝居をし、その結果、その役が笑いを誘えるようになれば」と、当って砕けろの精神で勤めると喜多村は誓いました。

 

萬次郎が「七月名作喜劇公演」出演

 萬次郎は『紺屋と高尾』では、紺屋の親方吉兵衛を勤めます。「人が人を好きになるのも、好きになられるのも素晴らしいこと。そんな人の心をはたで見ている役というのも面白いのでは」と、おゆう、吉兵衛の役どころをとらえ、楽しんでいる様子。さらに、「いろいろな分野の方々とお芝居させていただくことが、本当に楽しみ」で、7月の舞台を心待ちにしていると語りました。

 

 当初、この公演は藤山直美が出演の予定でしたが、2月に病気療養のために以降の舞台の降板を発表、本公演は一部演目を変更して上演の運びとなりました。「一人でも多くのお客様が来てくだされば、直美さんも安心してくださると思います。どうぞ、劇場へ足をお運びください」と、最後に波乃がお願いして会見は終了しました。

 

新橋演舞場「七月名作喜劇公演」

[チラシを拡大する]

━━━━━━━━━━━━━━━━━

新橋演舞場「七月名作喜劇公演」

━━━━━━━━━━━━━━━━━

川口松太郎 作
大場正昭 演出

一、お江戸みやげ

お辻:波乃久里子
阪東栄紫:喜多村緑郎
お紺:小林綾子
常盤津文字辰:仁支川峰子
おゆう:市村萬次郎

 

一竜斎貞丈 作
平戸敬二 脚本
浅香哲哉 演出

二、紺屋と高尾

高尾太夫:浅野ゆう子
紺屋職人久造:喜多村緑郎
医者山之内玄庵:曽我廼家文童
吉兵衛女房おかつ:大津嶺子
紺屋吉兵衛:市村萬次郎

 

 

日時

2017年7月3日(月)~25日(火)

11:00/16:00 開演

※3、6、9、11、14、17、20、23、24、25日は11:00のみ

 

場所

新橋演舞場

 

チケット

一等席:13,000円 二等席8,500円 三階A席:4,500円 三階B席:3,000円

桟敷席:14,000円(すべて税込)

 

2017年5月25日(木)10:00発売

 

チケットホン松竹 0570-000-489/03-6745-0888(10:00~18:00)

チケットWeb松竹 チケットWeb松竹スマートフォンサイト

 

お問い合わせ

新橋演舞場 03-3541-2600

2017年04月18日

月別ニュース一覧へ
ページの先頭へ戻る