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花街も祝った高麗屋三代襲名「歌舞伎座総見」

花街も祝った高麗屋三代襲名「歌舞伎座総見」

 

 

 1月10日(水)、歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」で、東京花街による「歌舞伎座総見」が行われました。

 高麗屋三代襲名で初日から賑わう歌舞伎座の初春公演が、よりいっそうの華やぎを見せたのは10日の昼の部。開場後、場内に入られたお客様から、思わず驚きの声が上がったほど、ずらりと桟敷席に並んだ東京の花街の芸者衆は艶やかでした。壮観な眺めにあちこちでシャッターが切られ、いつにも増してお客様も心浮き立つ幕開きとなりました。

 

 今回の総見では、『箱根霊験誓仇討』をはじめ、花道を使う演目が並んだため、『車引』の梅王丸の引込みなどでは、西側桟敷席の芸者衆がにこやかに拍手を送る様子も、芝居の一景となってお客様の目を楽しませていました。

 

 地元の新橋ほか、赤坂、葭町、神楽坂、向島の花街の芸者衆の総見は、これまでの公演でもありましたが、今回は、二代目白鸚、十代目幸四郎、八代目染五郎の襲名披露とあって、東西の桟敷席にそれぞれ20人、合わせて40人の芸者衆が並ぶという特別なもの。37年ぶりの三代襲名にふさわしい、記念となる総見でした。

 歌舞伎座百三十年「壽 初春大歌舞伎」は1月26日(金)まで、「二月大歌舞伎」は2月1日(木)から25日(日)までの公演。チケットはいずれも、チケットWeb松竹チケットWeb松竹スマートフォンサイトチケットホン松竹で販売中です。

 

花街も祝った高麗屋三代襲名「歌舞伎座総見」

 
2018/01/13