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幸四郎が熱く語った博多座「KABUKI NIGHT PREMIUM 歌舞伎Bar」

幸四郎が熱く語った博多座「KABUKI NIGHT PREMIUM 歌舞伎Bar」

 

 

 6月10日(土)、博多座で「KABUKI NIGHT PREMIUM 歌舞伎Bar」が開かれ、「六月博多座大歌舞伎」で襲名披露を行っている松本幸四郎が、公演への思いを語りました。

幸四郎が熱く語った博多座「KABUKI NIGHT PREMIUM 歌舞伎Bar」

 「あれ、なんで中に入れてあげないんだ!」と幸四郎。追加発売で会場がいっぱいになり、入り口でお客様をお迎えした幸四郎松王丸フィギュア

 博多の歌舞伎ファンに大好評のイベント、博多座の「KABUKI NIGHT」が開催されたのは3年ぶり。今年の公演では襲名披露の幸四郎が、幕が上がって最初に登場し、夜の部の幕が降りるときにも舞台に出ているという状況のため、今回は終演後、博多座エントランスホールをバーに見立ててのプレミアム開催となりました。

 

幸四郎登場前からお楽しみがスタート

 『鏡獅子』の獅子の精から十代目松本幸四郎に戻るまでの間、この時間のためにつくられた特別映像で会場のお客様をおもてなし。幸四郎を追いかけて舞台裏に潜入しているかのようなドキュメンタリータッチの映像で、開宴前から会場はおおいに盛り上がりました。さらに、3年前の『伊達の十役』博多座上演時に撮影された、早替りの裏側を追った貴重な映像では、工夫の数々や、決して早ければいいわけではない早替りの秘密が明かされました。

 

 そして、いよいよ十代目松本幸四郎が登場。「襲名披露興行でやらせていただくなか、12役やる俳優は、たぶん、歌舞伎史上初めてではないか」、びっくりしていると言いつつ、疲れも見せず、特製カクテルを手に乾杯の発声からトークがスタートしました。

 

幸四郎が熱く語った博多座「KABUKI NIGHT PREMIUM 歌舞伎Bar」

 「幸四郎としては1月2日にスタートしていますから、あれから半年経っての幸四郎をお見せしていかないといけない」。染五郎さんと呼ばれても、気づかない振りをすると明かしました

『伊達の十役』の悪の張本、仁木弾正への思い

 博多座では2度目の上演となる『伊達の十役』、幸四郎は「今回、25回しかない、配役、台本、演出を含めて今度だけしかない『伊達の十役』」と、胸を張りました。三浦屋の亭主に白鸚、八汐に仁左衛門、渡辺民部之助は梅玉、「いまだに夢のよう」と顔をほころばせながら、「これはなかなか、緊張感が…」と苦笑いも。特に、「民部はとても大変な役で、いかに早替りのサポートをしていただけるかなので、いつも以上に神経を使われていると思います。本当にありがたいこと」。切り口上での梅玉の笑顔が思い出されます。

 

 また、仁木弾正は、高麗屋の紋が衣裳にあしらわれた「ゆかりのある役ですので、(襲名披露の)今回に限り、(『伽羅先代萩』で)いつも高麗屋が着ている定番の衣裳を着させていただいています」。宙乗りの弾正に要注目です。その一方で、「天下を取ろうとする妖術として、鼠になるというのは間違いでは」とぽろり。幸四郎が考える天下取りの妖術について熱く語りました。

 

 弾正がスッポンから出てくるときのスモークについても、本番の舞台を見た演出助手の猿弥から指摘を受けて量を増やした結果、「あれは二酸化炭素なので、苦しくなりました。かなりギリギリなんです。でも、見ていただいているということですから、ありがたいですよ」と、なによりも演じる喜びあふれます。「とにかくやせないことが大事」で、疲れをためずに舞台に立つためのとっておきの策も披露していました。 

 

幸四郎が熱く語った博多座「KABUKI NIGHT PREMIUM 歌舞伎Bar」

 熱心に耳を傾けるお客様、…ですが、本気とも冗談ともつかない話しぶりに何度も爆笑が起きました

きっちり踊る以外ない『春興鏡獅子』

 「突然、将軍の前に引っ張り出され、無理やり踊らされるのが『鏡獅子』。めちゃくちゃ苦しいですが、365日踊っていたい、それくらい大好きな踊り」と、会場から寄せられた質問にうれしそうに答えた幸四郎。「音楽におんぶにだっこで、しかも名曲を名曲として演奏していただいておりますので、それになんとか引っ張ってもらい頑張りたいと思っております。誰よりも好きな踊りですので、そのときそのときの『鏡獅子』を、ぜひともご覧になっていただきたい」と大きくアピールしました。 

 

幸四郎が熱く語った博多座「KABUKI NIGHT PREMIUM 歌舞伎Bar」

 地元の人気洋菓子店「チョコレートショップ」特製のクッキーが抽選でプレゼントされ、歌舞伎バー特製のコースターはお客様全員の記念品になりました!

 「最近ちょっと忙しくて妄想しているどころではない」と断りながらも、質問に答える形で次々と妄想を広げ、そのたびに客席から歓声が上がって会場の熱気は高まるばかり。「六月博多座大歌舞伎」もそろそろ中盤ですが、聞けば聞くほどもう一度舞台が見たくなる話が盛りだくさん、抽選会や撮影タイムもたっぷりお楽しみいただいて、博多の特別な夜は名残を惜しみながらの散会となりました。 

 博多座「六月博多座大歌舞伎」は6月2日(土)から26日(火)までの公演。チケットは博多座のオンラインチケット、電話予約センター、劇場窓口ほかで販売中です。

2018年06月13日

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