新春浅草歌舞伎


平成28年1月2日(土)~26日(火)

第1部

 第1部の幕開きは、『三人吉三巴白浪』。「大川端庚申塚(こうしんづか)の場」は吉三という同じ名を持つ三人の盗賊が出会う、物語の発端となる場面。七五調のせりふで知られる黙阿弥の名作。新年の幕開きに相応しい一幕です。

 続く『土佐絵』は、傾城を巡る不破伴左衛門と名古屋山三の恋争いの様子を描いた作品。ご当地浅草、吉原仲之町を舞台に、満開の桜が彩る華やかな舞踊です。

 そして、「しがねぇ恋の情けが仇…」の名せりふで知られる『与話情浮名横櫛』。粋な江戸風情を存分に堪能できる、代表的な世話物をご堪能ください。

第2部

 第2部は、歌舞伎十八番より『毛抜』で幕を開けます。御家騒動を背景に粂寺弾正が、謎解きしながら次々に悪事を暴いていく豪快な荒事の一幕。色彩美に富んだ人気演目です。

 『義経千本桜』の「川連法眼館(かわつらほうげんやかた)の場」は、佐藤忠信に化けた狐の子が初音の鼓の皮となった親を恋い慕い、兄に見捨てられた義経が狐の情愛に心を動かされる名作です。早替りや躍動的な動きで狐を表現する、ケレン味たっぷりの一幕をお楽しみください。