「勘三郎への道 十八代目中村勘三郎ワールド」のお知らせ

 3月22日(水)から28日(木)まで渋谷・東急本店7階催事場において展示会「勘三郎への道 十八代目中村勘三郎ワールド」が開催されています。
 初日(22日)、東急本店1階正面口特設ステージにて、勘三郎出席のもと、オープニングセレモニーが行われました。

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 オープニングセレモニーで花束を受け取る勘三郎

 展示されているコクーン歌舞伎の思い出をたずねられると「二回目の『夏祭浪花鑑』のゲネプロのとき、搬入口にトラックが突っ込んできたんです。それを見て急遽(劇中に)パトカーを入れちゃおうということになって・・・演劇の神様が降りてくるみたいに」。さらに、「これからも、どういうことをやっていけばお客さんによろこんでいただけるか、ということを考えて芝居をやっていきたい。」と、意気込みを語りました。

 大好きな野球、「ワールド・ベースボール・クラシック」の話になると、「見ましたよ、それこそ舞台の上で言いましたから。世界一になった瞬間が北番の幕が閉まったときで、カーテンコールで万歳!本当におめでたい。ひとつのものをみんなで作る姿勢は、あのチームに学ぶべき。」と手放しで大喜び。

 百貨店での展示ということで、普段歌舞伎を見ない方も足を運ぶのではという質問には「歌舞伎はそんなに“お高いもの”でないものもあり、もっと身近に感じていただければ」と答えました。貴重な映像、衣装、舞台写真など、見所の多い展示会です。勘三郎さんの魅力を再発見するとてもよい機会。ぜひ、お見逃しなく!

2006/03/23