歌舞伎座、南座で世界初のオペラ上映大成功!

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▲ 上映前からスクリーンには開演前のMETの場内の様子が音声とともに映し出され、雰囲気を盛り上げます。

 
東京・歌舞伎座と京都・南座で12月31日の大みそかの午後、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)でその日の明け方に上演されたモーツァルト「魔笛」の映像が上映されました。歌舞伎座、南座でオペラが楽しめると、多くのクラシックファンが来場しました。

上演中のMETのオペラ公演の映像を光ファイバーでリアルタイム配信し、最新の映像・音響技術を駆使して大スクリーンでお楽しみいただく『METライブビューイング』。その第一作が今回の「魔笛」の上映です。METライブビューイングは、松竹が独自に開発した世界初の方式で、今回同時に「魔笛」が配信された欧米の映画館よりも格段にハイクォリティーな映像を実現しています。
(今シーズンの各作品は、いずれもMETのマチネー公演の配信を予定しておりまして、いずれも時差の関係で生上映ではありませんが、来シーズン(07年9月~) よりは生上映を実施してゆく予定です。)

「魔笛」の演出は、ミュージカルや映画で活躍しているジュリー・テイモア。彼女の演出にはアジアの演劇や文楽、歌舞伎の影響が色濃く見られ、東西を代表する歌舞伎の劇場での上映により、一段と味わいあるものとなりました。

HD映像による美しい画面には、波打つ衣裳や繊細な舞台装置の細部までクリアに写り、クローズアップでは、まるで最前列で観劇しているような興奮が伝わってきます。また、6チャンネル音響はモーツァルトの美しい音色を余すところ無く再生するばかりか、観客のざわめきまでもが間近に感じられ、臨場感あふれるすばらしい作品に随所で拍手が鳴り響き、両座はMETの感動に包まれていました。

字幕入りなのでオペラ初心者にも安心してご覧いただける『METライブビューイング』。これからの予定はこちらをご覧ください。

 ロビーではMET関連の書籍も販売

 ワインの販売も好評でした

2006/12/31