菊之助『NINAGAWA十二夜』で意気込み

菊之助『NINAGAWA十二夜』で意気込み

 今年3月ロンドンでの海外公演が実現し、シェイクスピア劇の本拠地であらたに磨き上げられた『NINAGAWA十二夜』が、6月7日(日)東京・新橋演舞場で初日を迎えます。初日を前に尾上菊之助が凱旋公演への思いを語りました。

 2005年歌舞伎座での初演から、皆様のご支持のもと再演を繰り返し、今年3月ロンドン公演を行うことができました。現地では温かいお客様の拍手をいただき、改めてロンドンに行くことができて良かったと感じています。そして今回、新橋演舞場、大阪松竹座と2ヶ月に亘って凱旋公演が出来ることは、本当に幸せなことです。

 再演を重ねるごとに、共演者の方々、演奏家の皆さん、そして蜷川先生とも息が深まっています。また、この作品を通じて、蜷川先生からは演出の上での決断力や判断力というものを教えていただきました。それはこれから、古典歌舞伎を勤める上でも大切な事ではないかと感じています。

 明日から『NINAGAWA十二夜』が始まります。ロンドン公演の雰囲気をぜひこの日本でも味わっていただきたいと思っています。懸命に勤めますので、どうぞ劇場にいらして下さい。

公演情報はこちらをご覧ください
新橋演舞場六月大歌舞伎『NINAGAWA十二夜』
関西・歌舞伎を愛する会 第十八回七月大歌舞伎『NINAGAWA十二夜』

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2009/06/06