日本橋三井ホール開場を記念し、幸四郎らがこけら落とし公演

日本橋三井ホールこけら落とし

10月28日に東京・日本橋にオープンした「COREDO(コレド)室町」内に、30日、多目的ホール「日本橋三井ホール」が開業し、こけら落とし公演が行われました。

こけら落とし公演には、「COREDO室町」のCMに出演中の松本幸四郎、市川染五郎をはじめ、中村福助、市川高麗蔵、松本錦弥が出演。第一部では、日本舞踊松本流の家元であり三代目松本錦升(きんしょう)の名前を持つ染五郎が、この日のために新しく振り付けをした『寿是江戸三番叟(ことぶきこれどさんばそう)』を、幸四郎の翁、福助の千歳、染五郎の三番叟という配役で素踊りで披露しました。

さらに第二部では、「歌舞伎×ファッション 歌舞く日本橋」と題して、幸四郎監修のもと、歌舞伎と世界的ファッションブランドがコラボレーション。『京鹿子娘道成寺』の白拍子花子などの歌舞伎の登場人物と、冨永愛、小泉深雪らトップモデルが共演し、歌舞伎と現代ファッションが融合する華やかな舞台で会場を沸かせました。

「COREDO(コレド)室町」は、「日本橋再生計画」の中心的存在である日本橋室町東地区開発の第一弾として建設された「室町東三井ビルディング」内の商業施設。「日本橋三井ホール」は、日本橋地域最大級のホールで、最大収容人数1,000人。歌舞伎や落語などの伝統芸能のほか、コンサートやトークショー、シンポジウムなどにも利用可能です。

江戸時代から続く老舗も多い日本橋。江戸時代、経済、商業の中心であった日本橋の街のにぎわいと活力を現代に再生するために、「残しながら、蘇らせながら、創っていく」というコンセプトで「日本橋再生計画」が、進められている(2030年に完成予定)。

日本橋三井ホールこけら落とし 日本橋三井ホールこけら落とし

2010/11/04