平成中村座の開幕を知らせる一番太鼓!

平成中村座に一番太鼓が響きました

 11月1日(火)「平成中村座 十一月大歌舞伎」の初日、来年5月まで続く平成中村座の開幕を知らせる"一番太鼓"が浅草・隅田公園に鳴り響きました。

 "一番太鼓"とは、江戸時代、芝居のはじまる前に打たれた太鼓の事で、江戸の芝居小屋の雰囲気を伝える平成中村座ならではの儀式として、毎回初日に限っておこなわれています。
 中村勘三郎から田中傳次郎へと「撥渡し」がおこなわれ、"一番太鼓"の儀式が始まりました。中村屋の定紋「角切銀杏(すみきりいちょう)」の櫓があがった劇場の前で、傳次郎による厳かで威勢の良い太鼓の音が鳴り響くと、詰め掛けた大勢のお客様からは大きな拍手や声援と共に「中村屋!」と掛け声もかかり、にぎやかに初日の開幕となりました。

平成中村座に一番太鼓が響きました

 "一番太鼓"の儀式を終えた勘三郎は、「隅田公園にまた中村座が戻って参りました。しかも今度はこの地に7ヶ月も建たせていたただきます。舞台の後方を開ける演出のお芝居では、真ん中に東京スカイツリーも見えてまいります。ぜひ隅田川沿いに東京スカイツリーを見ながら、劇場まで足を運んでいただき、1人でも多くのお客様にご覧頂きたいと願っております。本日からどうぞ宜しくお願い致します。」と挨拶しました。

 「平成中村座 十一月大歌舞伎」は26日(土)まで、「平成中村座 十二月大歌舞伎」は12月2日(金)から開催されます。チケットは好評発売中です。良い席はお早めに!

※平成中村座の公演情報はこちらをご覧ください。
平成中村座公式サイト

2011/11/01