御園座「まねき上げ」に勘九郎、七之助登場

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 8月27日(月)、暑さが残る名古屋の御園座で、錦秋を彩る「中村勘太郎改め 六代目中村勘九郎襲名披露 第四十八回 吉例顔見世」のまねきを披露する、「まねき上げ」が行われました。

 御園座顔見世の恒例行事とあって、開始時間を前に御園座前は大勢の人であふれ、盛大な拍手で勘九郎、七之助を迎えました。紅白幕の除幕とともに41枚のまねき看板がお目見えすると、大歓声が上がり、襲名披露を行う勘九郎が挨拶に立ちました。

 「祖父の十七代目勘三郎よりお世話になっております名古屋御園座で、襲名披露公演をさせていただけることを光栄に思っています。襲名はお客様のお力添えが第一でございます。皆様方のお力を借りて1か月間、勤めたいと存じます。なにとぞ、初日から千穐楽までお足をお運びくださいますよう、お願い申し上げます」。

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 さらに、七之助が「中村屋に縁の深い名古屋で兄が襲名披露をさせていただきます。今朝も父(勘三郎)より全力で兄をサポートしろ、と言われました。父の言葉を肝に銘じ、さらには大役を勤めさせていただくうれしさを噛みしめて1か月間、勤めたいと思います」と続け、「父も皆様によろしく!と申しておりました。どうぞ劇場までお足をお運びください」と結びました。

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 また、勘九郎の襲名披露狂言『伊勢音頭恋寝刃』福岡貢、『義経千本桜』佐藤忠信のポスターも完成。28日(火)から地下鉄東山線改札口付近にて、大量のポスターで襲名披露公演をアピールします。

 公演は10月2日(火)~26日(金)、チケットは チケットWeb松竹御園座ほかで好評発売中です。

2012/08/27