「GINZA KABUKIZA」竣工式が執り行われました

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 2月26日(火)、「GINZA KABUKIZA(歌舞伎座)」の竣工式が行われました。

 晴天に恵まれた東京 銀座で、新開場までいよいよあと1カ月余りとなった歌舞伎座と、3月1日(金)にオープンを迎える歌舞伎座タワーにおいて、建設に携わった関係者と、坂田藤十郎、尾上菊五郎、中村吉右衛門をはじめとする歌舞伎俳優らが列席し、建物の完成を祝う竣工式の神事と、祝賀会が執り行われました。

竣工式 歌舞伎座タワーの最上階、29階で行われた竣工式では、鐵砲洲稲荷神社の神職によって厳かに神事が執り行われ、松竹株式会社大谷信義会長、迫本淳一社長ほか建設関係者と、歌舞伎俳優を代表して日本俳優協会会長の坂田藤十郎が玉串奉奠を行い、建物が無事竣工したこととを神様へ報告すると同時に、感謝を捧げ、末永い安全と繁栄を祈願しました。また、神事の後には、大谷会長と迫本社長より、設計、施工に当たった三菱地所設計、隈研吾建築都市設計事務所、清水建設に対し、感謝状の贈呈が執り行われました。

坂田藤十郎

 続いて行われた「祝賀会」では、来賓の祝辞として中央区の矢田美英区長に続き、藤十郎が歌舞伎俳優を代表してご挨拶、はじめに、お祝いの言葉と建設の労をねぎらってお礼を述べた後、「歌舞伎の殿堂である歌舞伎座が、最新の技術と安全性を兼ね備えた劇場として再建されましたことは、歌舞伎役者にとりまして、うれしく、誇らしいことでございます」と、新しい劇場の完成に寄せる思いを語りました。

 さらに、「私たち歌舞伎役者にとりましては、歌舞伎座は特別な劇場、ホームグラウンドでもあります。真新しい舞台に間もなく立つことができる――胸が高まってまいります。この劇場にふさわしい立派な舞台をお目にかけないといけない、新しい歌舞伎座の歴史をつくっていきたいと、今から全員が意気込んでおります」と、新開場を心待ちにする気持ちを表し、お祝いの挨拶を締めくくりました。

 歌舞伎座と歌舞伎座タワーの複合施設「GINZA KABUKIZA」の詳細につきましては、こちらをご覧ください。

「GINZA KABUKIZA」(松竹株式会社のサイトへ移動します)

2013/02/27