愛之助、松也、歌昇、壱太郎、隼人がメンズブランド「五大陸」アンバサダーに就任

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 歌舞伎座オフィシャル・パートナーである株式会社オンワード樫山のメンズブランド「五大陸」のアンバサダーに片岡愛之助、尾上松也、中村歌昇、中村壱太郎、中村隼人が起用され、その発表会に5人が登場しました。

 10月28日(月)、歌舞伎座の花篭で行われた「オンワード樫山<五大陸>新成長政略・アンバサダー発表会」。「五大陸」は"ジャパニーズ・ジェントルマン・スタンダード"を提案する同社の主力メンズブランドで、40歳代のビジネスマンをターゲットとしています。

 はじめに、株式会社オンワード樫山の馬場昭典代表取締役社長から、「伝統をしっかり継承して今の時代に生きる――。我々のモノづくりの姿勢を、伝統歌舞伎を若い人にも観てもらいたいという歌舞伎俳優に重ね、アンバサダーに就任していただきました」との紹介があり、広告ビジュアルが初公開されました。

 そして『白浪五人男』ならぬ「五大陸五人男」のキャッチコピーとともに登場した5人。愛之助は「昨日まで大阪で、昼は近松門左衛門と『ウエスト・サイド物語』を足して2で割ったような芝居をし、夜は180度違って、代々引き継いできた芝居をしてきました。伝統を踏まえながら、歌舞伎のなかで新しいものをつくる。それは、伝統のなかで新しいスーツをつくることに通じると思います」と、ブランド・コンセプトへの共感を語りました。

 「スーツを着るのは初日と千穐楽の楽屋入りのときくらいでしたが、今回、それぞれに合ったタイプのスーツにしていただき、スーツの格好よさにあらためて気づきました。アンバサダーになったことで、より多くの人に認知してもらえるといいなと思います」と言ったのは松也。その格好よさはビジュアルにもしっかり表れています。「僕が格好よく見えたとしたら、初めての撮影で緊張して引きつっていたからでは」と、照れながら話したのは歌昇。

 撮影現場は終始和やかだったそうですが、「舞台は化粧してしまえばいいけれど、素顔での撮影は緊張します。これからはスーツの似合う大人になりたいですね」と歌昇が続けると、同じく緊張して初のCM撮影に臨んだと言う壱太郎は「でも、スーツがフィットして気持ちよく現場入りできました。初めての経験でしたが、もっといろいろな仕事をし、歌舞伎独自の演技を一人でも多くの人に観てもらいたい」と、意欲的にアピールしました。

 初めてと言えば、隼人はダブルのスーツに初挑戦。「ダブルは年上のイメージがありましたが、着心地がよく、撮影も楽しかった。若い人にいいなと思ってもらえれば」と、歌舞伎俳優=着物しか着ていないのではというイメージを払拭したいと、積極的に話しました。

 5人はこれから2年間、「五大陸五人男」としてテレビCMや雑誌などのメディアに登場します。現在、流れている「登場編」に続き、今後は5人のさまざまなスタイリングが見られることになりそうです。

5人のCFも見られる「五大陸」スペシャルサイトはこちらから

2013/10/28