「南座歌舞伎ミュージアム」の賑わい

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 11月24日(日)まで開催中の京都四條南座「南座歌舞伎ミュージアム」は、体験型の「秋の特別舞台体験」と「南座と歌舞伎体験」の展示、この両方で南座と歌舞伎をいろいろな角度から楽しもうというイベントです。

 8日(金)から始まった「歌舞伎ミュージアム」は、今春に続く秋のイベント、すでに大勢のお客様で劇場は大いに賑わっています。

 歌舞伎ミュージアムの眼目は、春も大好評だった「特別舞台体験」です。ご案内役による解説がつく定員制で、歌舞伎劇場ならではの舞台機構、花道、迫り(せり)、廻り舞台を実際に体験してお楽しみいただけます。

「南座歌舞伎ミュージアム」

 「南座と歌舞伎体験」は、1コインで自由に、南座と歌舞伎の世界をお楽しみいただける貴重な機会です。そのポイントは三つ。一つは、「文化財としての南座を見学」で、登録有形文化財に登録された南座の館内をご自由にご覧いただけます。2階のロビーは顔見世のコーナーで、「まねき看板」や「芝居錦絵」を、普段ではあり得ない目線の高さでご覧になれます。映像による解説もあり、南座と歴史を知ることもできます。

「南座歌舞伎ミュージアム」

 二つ目は、「歌舞伎の道具展示体験」、歌舞伎を盛り立てる、日本人ならではの工夫を凝らした道具の数々です。実際に手に取って操作することもできます。そして三つ目は、「歌舞伎の乗り物展示体験」。数々の名優も使用してきた「馬」「舟」「駕篭(かご)」などの道具に乗って記念撮影ができます。位の高い馬へと乗り、外の天気にかかわらず、紅葉を背景に記念撮影をすることも可能です。また、春とは異なる人気のあの動物によるお迎えも!

 「南座と歌舞伎体験」のみの観覧料は500円、「秋の特別舞台体験」を含めると1,000円、詳しい情報はこちらをご覧ください。なお、「秋の特別舞台体験」は各回、定員になり次第締切り、好評満員の回も多いので、ぜひ事前にチケットをお求めください。

2013/11/11