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猿之助、猿弥、弘太郎出演の舞台『元禄港歌』が開幕

猿之助、猿弥、弘太郎出演の舞台『元禄港歌』が開幕

 『元禄港歌』左より、段田安則、市川猿之助、宮沢りえ

 1月7日(木)から東京 Bunkamura シアターコクーン、2月6日(土)から大阪 シアターBRAVA!で上演される『元禄港歌 ― 千年の恋の森 ―』に、市川猿之助、市川猿弥、市川弘太郎が出演します。

 1980(昭和55)年に帝国劇場で初演された蜷川幸雄演出の『元禄港歌』が、猿之助の主演、猿弥、弘太郎ほか澤瀉屋一門も出演して上演されます。猿之助が演じるのは瞽女(ごぜ)の糸栄。

 

 『奥州安達原』の袖萩のように、猿之助は三味線を弾きながら歌を聴かせます。盲目なのは変わりませんが、舞台には雪ではなく椿の花が降り積み、歌うのは「葛の葉子別れ」、信田の森から白狐となって愛しい人と子までなしながらも、子と別れて森に帰らなければならないという悲しい物語です。この歌に自分を重ね合わせるようにして涙する糸栄をはじめ、過酷な運命に翻弄される人々が、それぞれの場所で生きていく力強さが、熱く胸に迫り来る舞台です。

 

 猿之助は『NINAGAWA十二夜』(2005年7月歌舞伎座初演)で蜷川演出に出会って以降、2作のシェイクスピア作品に出演していますが、シアターコクーンの舞台に立つのは初めて。また、今回の糸栄役は、これまで嵐徳三郎、藤間紫が演じており、猿之助は「白い狐が化けたような、どこか非現実的な、幻想的な存在です。だから、女方なのだと、女方という特異性が役の特異性にも呼応しているように感じています」と、コメントを寄せています。

 

 「猿之助さんが美空ひばりさんの歌で『元禄港歌』をやりたいと言ってくれた。猿之助さんの糸栄なら見てみたい」とコメントしたのは蜷川。舞台と客席が美空ひばりの歌声によって一つになり、劇場を揺らすことにもなるでしょう。ぜひ、劇場へお出かけください。

 

猿之助、猿弥、弘太郎出演の舞台『元禄港歌』が開幕

 『元禄港歌』左より、高橋一生、段田安則、市川猿弥、新橋耐子、市川猿之助、宮沢りえ、鈴木杏

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シアターコクーン・オンレパートリー2016

『元禄港歌 ― 千年の恋の森 ―

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出演:市川猿之助 宮沢りえ 高橋一生 鈴木 杏 市川猿弥 新橋耐子 段田安則 ほか

作:秋元松代

演出:蜷川幸雄

 

【東京公演】

日時

2016年1月7日(木)~31日(日)

 

場所

Bunkamura シアターコクーン

東京都渋谷区道玄坂2-24-1

 

チケット

S席:13,500円  A席:10,000円  コクーンシート:6,500円 (すべて税込)

 

オンラインチケット MY Bunkamura ※公演日の2日前まで販売

Bunkamuraチケットセンター 03-3477-9999(10:00~17:30) ※公演日の前日まで販売

Bunkamuraチケットカウンター (Bunkamura1階、10:00~19:00)

 

※開演1時間前からシアターコクーン当日券売り場にて、座席券、中2階立見券(4,500円)を販売。なくなり次第、2階立見券(3,500円)を販売。

立見券前売り:チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:446-397)

 

お問い合わせ

Bunkamura 03-3477-3244(10:00~19:00)

 

 

【大阪公演】

日時

2016年2月6日(土)~14日(日)

 

場所

シアターBRAVA! 06-6946-2260(10:00~18:00)

大阪市中央区城見1-3-2

 

チケット

S席:13,800円  A席:11,500円 (すべて税込)

 

チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:447-744)
ローソンチケット 0570-08-4005(Lコード:54114)
CNプレイガイド 0570-08-9999(10:00~18:00)
イープラス

 

お問い合わせ

キョードーインフォメーション 0570-200-888(10:00~18:00)

2016/01/07