9月1日（木）、歌舞伎座「秀山祭九月大歌舞伎」が開幕しました。

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 　初代吉右衛門の生誕120周年を記念し、その俳名を冠して平成18（2006）年に始まった「秀山祭」も、今年で10周年。近代歌舞伎に大きな足跡を残した初代の功績を顕彰し、その芸を継承することを目指したこの公演では、昼の部で『碁盤忠信』『太刀盗人』『一條大蔵譚』、夜の部で『吉野川』『らくだ』『元禄花見踊』と、初代にゆかりの俳優らによるみどころあふれる演目をご覧いただきます。

　なかでも、昼の部の『一條大蔵譚』、夜の部の『吉野川』では、今年、この名跡を襲名して50年を迎える当代吉右衛門が、秀山祭では初めてとなる二役に挑戦。『一條大蔵譚』では、やりたいことを隠して阿呆のふりをする一條大蔵長成を、狂気を演じるハムレットに喩え、また、夜の部の『吉野川』では、対立する家の子を思っての行動が互いに悲劇を招く大判事清澄を、今回初めて初代の型で演じ、玉三郎演じる太宰後室定高とともに重厚な舞台を堪能いただきます。

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　歌舞伎座「秀山祭九月大歌舞伎」は、9月25日（日）までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットWeb松竹スマートフォンサイト、チケットホン松竹にて販売中です。