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「浅草総見」と「着物で歌舞伎」で盛り上がった「新春浅草歌舞伎」

「浅草総見」と「着物で歌舞伎」で盛り上がった「新春浅草歌舞伎」

 

 

 1月13日(金)、浅草公会堂「新春浅草歌舞伎」で「浅草総見」が行われ、15日(日)には「着物で歌舞伎」が開催されました。

「浅草総見」と「着物で歌舞伎」で盛り上がった「新春浅草歌舞伎」

 「新春浅草歌舞伎」では、初日鏡開きと同じく恒例となっている「浅草総見」。浅草観光連盟によるこの催しでは、人力車で乗り付ける芸者衆の艶やかさに、いつも変らぬ日本情緒豊かな浅草の正月が感じられます。今回も、日本髪を結い上げた10名の浅草芸者の皆さんがお客様をお出迎えし、お客様と一緒に13日の第2部を観劇されました。

 

 この回のお年玉〈年始ご挨拶〉は巳之助です。「本日は、舞台に負けず劣らず客席も華やかでございます。ご来場の殿方のいずれも様、お願いがございます。舞台が開きましたらぜひ、舞台に集中してくださいませ。今はこちらの皆さんを見ていただいても差し支えございませんけれども、舞台が始まりましたら、舞台のほうに集中していただけますようお願い申し上げます」と、新年の挨拶に続いてユーモアたっぷりに話し、客席をおおいに沸かせました。

「浅草総見」と「着物で歌舞伎」で盛り上がった「新春浅草歌舞伎」

 15日の第2部は、「新春浅草歌舞伎」に5年ぶりに復活した「着物で歌舞伎」です。劇場スタッフもこの日だけは着物姿でお客様に対応しました。東京はこの冬一番の寒さとなりましたが、開場前から劇場周辺は賑わいを見せ、お客様が劇場に続々と入られるといつにもまして華やぎ、熱気があふれました。男性の着物姿も多数見受けられ、江戸の昔の芝居見物にタイムスリップしたかのような気分が味わえました。

 

 お年玉〈年始ご挨拶〉に登場した松也はさっそく、「今日は着物の日ということで、皆様このように着物でおいでくださいまして、誠にありがとうございます」と、客席を見渡しながらにっこり。「生の舞台は役者も含め、お客様と一体となってつくり上げるライブでございます。しかも、今日はこうして皆様お着物でいらしていただいていますので、より一体感を持ってご観劇をいただきたい」と呼びかけて、大きな拍手をもらっていました。

 

「浅草総見」と「着物で歌舞伎」で盛り上がった「新春浅草歌舞伎」

 ロビーや客席で記念写真を撮られるお客様も多く、入場時には記念品の半手拭いも手渡されて、2017年の年明けから思い出に残る観劇となりました。

 浅草公会堂「新春浅草歌舞伎」は1月26日(木)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹チケットWeb松竹スマートフォンサイトチケットホン松竹にて販売中です。

2017/01/15