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【動画公開】愛之助が歌声披露『コメディ・トゥナイト!』

愛之助が歌声披露『コメディ・トゥナイト!』

 『コメディ・トゥナイト! ローマで起こったおかしな出来事《江戸版》』 前列左より、平野綾、片岡愛之助、宮本亜門(演出)/後列左より、徳井優、ルー大柴、松田美由紀、高橋ジョージ、ダイアモンド✡ユカイ、上山竜治

 

 

 3月4日(土)から新橋演舞場、4月2日(日)より大阪松竹座で上演されるブロードウェイ・ミュージカル『コメディ・トゥナイト! ローマで起こったおかしな出来事《江戸版》』の稽古場が公開され、主演の片岡愛之助が楽曲を披露しました。【3月2日コメント動画追加】

 

『コメディ・トゥナイト! ローマで起こったおかしな出来事《江戸版》』特設サイトはこちら

 稽古場には3軒の家が並び、真ん中の薬問屋の布袋屋で、息子の比呂(内博貴)付きの丁稚、丁吉を演じるのが愛之助です。オープニング曲の「コメディ・トゥナイト」は、全キャストが登場して芝居の世界へ引き込む楽しいナンバー。口ずさみたくなるような耳馴染みのよいメロディーで、丁吉が舞台いっぱいに歌声を響かせ、盛り上げます。

 

愛之助が歌声披露『コメディ・トゥナイト!』

 愛之助が披露したもう一曲は「自由は素敵」。比呂が心を寄せる隣の置屋、澤野屋の女郎、お美津(平野綾)との仲を取り持ったら、奉公から自由にするとの約束を取り付け、いろいろと空想を巡らせる丁吉と比呂のナンバーです。ソンドハイムらしいメロディーが続きますが、愛之助がしっかりと音をとらえ、軽快にテンポよく歌って、比呂との芝居も息ぴったり。ミュージカルの歌唱法を勉強したという愛之助が、その喉を聴かせました。

 「毎日、台本が変わって、歌の歌詞まで変わってくるので、ドキドキしながらやっています。でも、面白くなっていくんです。だから、やっていて楽しい。笑いの絶えない稽古場です」と、初ミュージカル挑戦の稽古の様子を明かした愛之助。出演者の一人で、愛之助との共演シーンも多い比呂役の内からは、「歌声を聴いたとき、本当に初めてなのかなと疑ったくらい素晴らしいです」と、賛辞を送られていました。

 

 愛之助はオープニングから出ずっぱり、歌も多く、せりふの量も膨大。「僕自身、ミュージカルを見ていて突然歌が始まると、感情が途切れてしまうことがありました。でも、(演出の宮本)亜門さんはうまい具合に、芝居から自然に歌へ入っていくようにもっていってくださる。勉強になりました」。愛之助が、ただ歌うのではなく、ミュージカルとしての歌に挑んでいる様子がうかがえました。

 

 全編が喜劇一色のこの作品、「大ドタバタ喜劇で、お客様が最高の時間を過ごせるように、そして誰でも楽しめるようにするには、本当にすごい稽古を積まないといけません。今、みんな真剣勝負です。汗をかいて必死にやっているので、面白くなります」と、演出家の宮本は稽古での手応えを感じているようでした。

 『コメディ・トゥナイト! ローマで起こったおかしな出来事《江戸版》』新橋演舞場公演のチケットは販売中。大阪松竹座公演のチケットは3月5日(日)から、チケットWeb松竹チケットWeb松竹スマートフォンサイトチケットホン松竹にて発売予定です。

2017/03/01