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4月、「東京アート&ライブシティ」プロジェクトがスタート

4月、「東京アート&ライブシティ」プロジェクトがスタート

 左より、山田聖子銀座ギャラリーズ理事長、大谷信義公益社団法人日本演劇興行協会会長、観世清和一般社団法人観世会代表理事、尾上墨雪公益社団法人日本芸能実演家団体協議会理事・実演芸術振興委員長

 4月20日(金)から、歌舞伎座、新橋演舞場を含む日比谷・銀座・築地の劇場、ホール、ギャラリー、画廊、映画館が、アートとライブを、グルメとショッピングとともに「東京アート&ライブシティ」として発信します。

 

 インターネットを使っての情報発信と販売サイトへの導きをうながすことが、初期の目的です。インバウンド向けとして、2018年度は日本語と英語、2019年からは多言語対応を計画しています。

日比谷、銀座、築地はアートとライブの集積地

 歌舞伎をはじめ、能、狂言などの古典芸能はもとより、演劇やコンサート、ライブと多彩な実演芸術があり、古美術から現代アートまで多彩な美術もあり、さらには映画も含め、多様な芸術が長い歴史を経てコンパクトな範囲に集積していることは、日比谷から銀座、築地地区の大きな特徴です。一昨年10月にこの地区の有識者会議が設置され、今年1月、関係団体による「東京アート&ライブシティ」構想実行委員会を発足させました。

 

 「各関係団体の横のつながりで何かを試みたことはありませんでした。2020年の東京五輪を前に、芸術文化がこの地域の新たな歴史をつくり出すこと、さまざまな国の方々に喜ばれるよう、芸術文化の発展と隆盛に貢献できれば幸い」と、2月21日(水)に観世能楽堂で行われた記者発表会で、実行委員会の代表幹事である大谷信義公益社団法人日本演劇興行協会会長が挨拶しました。

 

「東京アート&ライブシティ」構想とは

 アート&ライブ&グルメ&ショッピングを楽しむ新たな生活の提案、アート&ライブの創造の充実と集積により魅力を高め、広める提案、芸術が重要な観光資源であるとの認識を広めて東京が世界一の文化都市になることへの貢献、それが「東京アート&ライブシティ」の掲げる活動の柱です。

 

 12の劇場、ホール、ライブハウスと、36のギャラリー、画廊、そして7映画館が参加(2018年3月想定)。4月20日(金)のウェブサイトのオープンと、東京メトロ170駅でのポスター掲示、パンフレット配布をもってスタートとなります。

 

 具体的には、東京ミッドタウン日比谷で、観劇を身近にしようという4月27日(金)~5月8日(火)の「Hibiya Fesival」、5月の「東をどり」と食、ギャラリーとバーを巡る「画廊の夜会」などのツアー企画、秋の「オータム銀座」での展開ほか、まさにアートやライブが、グルメやショッピングとともに楽しめる、新しいエンタテインメントを打ち出していきます。

 

この場所から全国へ、世界へ

 発表会に出席した観世清和一般社団法人観世会代表理事からは、江戸時代から銀座とともに歴史を刻んできた観世家として、「能楽堂がすでに美術品であり、能楽と絵は切っても切れない関係。アートとライブはつながっています。(異分野と)互いの領域に踏み込まず、競演する模索ができればと思っております」と語り、「先鞭を切って新しいものを導入し、気軽に古典文化に触れていただくことが大事」と続けました。

 

 300件近いといわれる銀座の画廊では、より気軽に足を運んでもらおうとすでに「銀座ギャラリーズ」を立ち上げて活動していますが、「実演芸術とのコラボレーションで、よりアートを身近にできるチャンスをいただける」と、山田聖子理事長。

 

 尾上墨雪公益社団法人日本芸能実演家団体協議会理事・実演芸術振興委員長は、「よりたくさんの人がこの地区の美しいものを見たり、生の人間が発する熱気、生命力に触れることで、感動の刺激、生活力を得てお帰りいただくことになる。実演家冥利に尽きます」と感慨を表し、国内、海外から訪れる人に、「迷わない、親切な手引書がつくられようとしている」と、活動の意義深さについて述べました。4月20日(金)からの展開にどうぞご注目ください。

 

 

「TOKYO ART & LIVE CITY」公式サイト

2018/02/22