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壽初春大歌舞伎

中村橋之助改め 八代目中村芝翫 襲名披露

  中村国生改め 四代目中村橋之助     

  中村宗生改め 三代目中村福之助 襲名披露

  中村宜生改め 四代目中村歌之助     

大阪松竹座新築開場二十周年記念

壽初春大歌舞伎

当公演は終了いたしました。

平成29年1月2日(月・休)~26日(木)

当公演は終了いたしました。

昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時~
【貸切】4日(水)夜の部

劇場:大阪松竹座

料金(税込)

  • 一等席18,000円
  • 二等席10,000円
  • 三等席6,000円

上演時間

  • 吉例寿曽我

  • 幕間 30分
  • 梶原平三誉石切

  • 幕間 30分
  • 恋飛脚大和往来
    新口村

  • 鶴亀

  • 幕間 20分
  • 八代目中村芝翫
    四代目中村橋之助 三代目中村福之助 四代目中村歌之助
    襲名披露 口上

  • 幕間 30分
  • 歌舞伎十八番の内 勧進帳

  • 幕間 20分
  • 雁のたより

※1月3日時点での予定。
※上演時間は変更になる可能性があります。

演目と配役

昼の部

今井豊茂 補綴

一、吉例寿曽我(きちれいことぶきそが)

鴫立澤対面の場

工藤奥方梛の葉
曽我箱王
曽我一万
小林朝比奈
腰元久須美
腰元宇佐美
近江小藤太
八幡三郎
     秀太郎
生改め福之助
生改め歌之助
生改め橋之助
芝喜松改め
     
     
     
二、梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)

鶴ヶ岡八幡社頭の場

梶原平三
大庭三郎
奴菊平

俣野五郎
川島八平
山口十郎
剣菱呑助
六郎太夫
橋之助改め
     鴈治郎
     進之介
     児太郎
生改め橋之助
     松之助
     橘三郎
     彌十郎
     

恋飛脚大和往来

三、新口村(にのくちむら)
亀屋忠兵衛/父親孫右衛門
万歳
才造
忠三郎女房
傾城梅川

     仁左衛門
     
     
     竹三郎
     孝太郎

夜の部

一、鶴亀(つるかめ)
女帝


従者
     藤十郎
生改め橋之助
生改め福之助
生改め歌之助
八代目中村芝翫 四代目中村橋之助 三代目中村福之助 四代目中村歌之助 襲名披露 口上(こうじょう)

橋之助改め
生改め橋之助
生改め福之助
生改め歌之助
     

     幹部俳優出演
三、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)
武蔵坊弁慶
源義経
亀井六郎
片岡八郎
駿河次郎
常陸坊海尊
富樫左衛門
橋之助改め
     
生改め橋之助
生改め福之助
生改め歌之助
     橘三郎
     仁左衛門


金澤龍玉 作

四、雁のたより(かりのたより)
髪結三二五郎七
花車お玉
若殿前野左司馬
愛妾司
乳母お光
医者玄伯
家老高木治郎太夫
若旦那万屋金之助
     鴈治郎
     孝太郎
     
     児太郎
芝喜松改め
     寿治郎
     彌十郎
橋之助改め

みどころ

昼の部

一、吉例寿曽我(きちれいことぶきそが)

 源頼朝の信任が厚い工藤祐経が富士の巻狩りの総奉行に就任しました。そのため、多忙の主人に成り代わり奥方梛の葉が二所権現へ代参するため大磯へとやってきます。一行が休息するところ、曽我一万、曽我箱王と名のる兄弟が現れ、輿に乗っているのは梛の葉と偽った工藤本人だろうと詰め寄ります。実は、二人の父河津三郎は工藤の手にかかり落命しており、これまで敵討ちの機会をうかがっていたのでした。騒動の中、輿から現れた梛の葉は、二人を諭したうえで工藤から預かっていた狩場の通行証を渡すのでした。
 曽我狂言は祝祭劇として多く演じられますが、今回は梛の葉が登場する珍しい一幕をご覧いただきます。新橋之助、新福之助、新歌之助による晴れやかな一幕をお楽しみください。

二、梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)

 梶原平三景時や大庭三郎景親、俣野五郎景久兄弟ら平家方の武将が鎌倉の鶴ヶ岡八幡宮に参詣するところ、青貝師六郎太夫と娘の梢が重宝の刀を売りに訪れます。刀の目利きをした梶原は名刀であると鑑定しますが、俣野の意見で、二人の罪人を重ねて斬る「二つ胴」で斬れ味を試すことになります。ところが、死罪の囚人は一人しかおらず、あと一人必要なところ、金の工面をしたい六郎太夫が志願するのでした。試し斬りを請け負った梶原は一気に刀を振り下ろしますが…。
 梶原平三景時を智勇備えた捌き役として描いているのが特徴的な時代物の名作。新芝翫の襲名披露狂言として、梶原を初役で勤める舞台にご期待ください。

三、新口村(にのくちむら)

 大坂・新町の遊女梅川と馴染みになった飛脚屋「亀屋」の養子忠兵衛は、恋敵と意地の張り合いから公金に手を付けてしまいます。追われる身となった忠兵衛は、最期に実父孫右衛門見たさに、梅川とともに生まれ故郷の大和の新口村にやってきます。梅川の取り持ちで父子の再会がかないますが、いよいよ追手が迫ります。忠兵衛と梅川は別れを惜しみながら雪の中を逃げ落ちるのでした。
 実際の事件を基に、近松門左衛門が書き下ろした作品を歌舞伎化したもので、親子の情愛を描いた上方和事の名作です。

夜の部

一、鶴亀(つるかめ)

 新年の節会が行われている宮殿。その庭で、千年万年の寿命を捧げるという、めでたい鶴と亀による舞が舞われます。
 能の「鶴亀」の詞章をそのまま長唄に移した格調高く典雅な舞踊劇で、新橋之助、新福之助、新歌之助によるおめでたい一幕です。

八代目中村芝翫 四代目中村橋之助 三代目中村福之助 四代目中村歌之助 襲名披露 口上(こうじょう)

 裃姿の俳優がそろって舞台に並び、八代目芝翫、四代目橋之助、三代目福之助、四代目歌之助が、皆様に襲名披露のご挨拶を申し上げる一幕です。

三、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)

 兄頼朝との不和により源義経は、弁慶ら家来たちとともに都を落ち延び、山伏姿に身をやつして奥州を目指します。安宅の関に差し掛かった一行は、関守富樫左衛門の詮議を受けます。窮地に立たされた弁慶は、自分たちが東大寺勧進の山伏であると偽り、その証拠として、白紙の巻物を勧進帳として読み上げます。さらに義経を救いたい一心で主君を打ち据える弁慶の心情にうたれた富樫は、一行が義経主従と見破りながらも関所の通行を許すのでした。
 歌舞伎十八番の中でも屈指の人気演目です。襲名披露演目となる新芝翫の弁慶にご期待ください。

四、雁のたより(かりのたより)

 若殿の前野左司馬は、愛妾の司らを連れて有馬へ湯治に来ています。司が髪結の五郎七に心惹かれている様子に嫉妬した左司馬は、側近たちと共謀し偽の恋文を五郎七へ届けます。大喜びで宿へと忍んできた五郎七ですが、盗賊呼ばわりのうえ、不義の罪を問われそうになります。そこへ左司馬の家老・治郎太夫が現れ、すべて左司馬たちの計略だったことを暴き、五郎七を助けるのでした。さらに、五郎七が只者ではないと見破った治郎太夫。その正体は…。
 上方狂言の代表作の一つ。随所に上方らしさを味わうことができる作品を存分にお楽しみください。

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