歌舞伎いろは

【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。



義経ゆかりの地、平泉を訪ねる
実の兄・源頼朝に追われる身となった義経が、弁慶の機転と関守の富樫の温情で安宅の関を無事に通過する様子を描いたのは『勧進帳』。この絶大な人気を誇る名作をはじめ、義経は数々の歌舞伎作品に登場する。『鬼一法眼三略巻』『義経千本桜』『一谷嫩軍記』『船弁慶』……。どれも上演頻度の高い人気演目だ。歌舞伎をキーワードにめぐる東日本の旅、第2回は舞台の上で今も生き続ける義経が、悲運の生涯に幕を下ろした平泉を訪れた。
義経が見たこの世の極楽浄土
義経が見たこの世の極楽浄土
JR平泉駅からまっすぐ西に進むとまもなく毛越寺へと到着。本堂の右手に開けているのは、ゆるやかな曲線を描く大きな池のある広い庭園だ。
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芭蕉を魅了した金色堂の輝き
芭蕉を魅了した金色堂の輝き
表参道である月見坂をのぼり、義経と弁慶の像が安置された「弁慶堂」を過ぎると本堂へと到達。その左手奥にあるのが「金色堂」だ。
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義経終焉の地の静寂
義経終焉の地の静寂
追われる身となった義経が最後に頼ったのが秀衡。だが、秀衡は義経が平泉入りした年に没し、頼朝の圧力に屈した泰衡によって義経は自害へと追い込まれる。
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日本百景の渓谷「げいび渓」
日本百景の渓谷「げいび渓」
高さ100メートルにも及ぶ断崖絶壁の渓谷に奇岩怪岩が屹立。川の流れは岩肌の厳しい表情とは対照的に驚くほどに穏やかだ。
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旅の食と宿
旅の食と宿
奥州藤原氏が栄華を極めた時代の復元食が味わえるのは、東北新幹線の平泉最寄り駅となる一ノ関から徒歩10分の「世嬉の一」。
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文・清水まり、写真・岡崎健志、構成・古田秘馬、小山龍介(編集部)
 

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