歌舞伎いろは

【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。



黒森歌舞伎を今に受け継ぐ酒田を訪ねる
全国各地に伝わる地芝居の中でも山形県酒田市の黒森歌舞伎は、遠方から訪れる人がいるほどの人気ぶりだ。旧暦の小正月の行事として日枝神社境内にある演舞場で奉納上演されるのは、2月15日と17日の2日間。歌舞伎をテーマに巡る旅の第3回は、270年の歴史を誇る黒森歌舞伎を今に受け継ぎ、日本海と庄内平野の大地の恵みを得て、地域色豊かな文化を形成する湊町・酒田を訪れた。
67年ぶりの復活上演
67年ぶりの復活上演
「太夫振舞」という神事によって決定された今年の黒森歌舞伎の演目は昭和14年以来の上演となる『尼子十勇士二度目誉』。
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伝統への誇りと心意気
伝統への誇りと心意気
芝居の行われる両日は境内に出店が並び、甘酒や味噌仕立ての“ご汁”が振る舞われる。この日は小学校が「歌舞伎休み」となる黒森地区の子供たちにとって芝居は身近な存在なのだ。
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酒田に本間家あり
酒田に本間家あり
酒田を知る上で不可欠なのが地域の発展に尽くした本間家だ。3代当主の光丘は、商売で得た財を社会事業や困窮民の救済に費やし蕃の財政立て直しにも尽力した人物。
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旅の食と宿
旅の食と宿
安政年間に創業したという老舗の料亭「香梅咲」。屋号の由来となっている梅の古木と見越しの松を仰ぎながら表門をくぐり、玄関を入ると目前に太鼓橋が出現する。
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酒田市の見どころ
酒田市の見どころ
酒田出身で名誉市民第1号となった世界的な写真家・土門拳氏の全作品約7万点を収蔵する土門拳記念館。
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文・清水まり、写真・岡崎健志、構成・古田秘馬
 

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