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歌舞伎 今日のことば・ことばで知る歌舞伎の世界



少年俳優

しょうねんはいゆう

 イギリスでシェイクスピアが活躍した、エリザベス朝(女王エリザベス1世在位期間1558~1603年)時代、舞台で女性の役を演じていたのは少年俳優たちでした。

 イタリアやフランスでは、早くから女性が職業俳優として舞台に立ちましたが、イギリスでは職業としての"女優"は認められておらず、代わりに変声期前の少年たちが、"女方"として女装し女性を演じていました。ジュリエットやオフィーリアといった可憐なヒロインばかりでなく、たとえばジュリエットの母親や乳母といった年配女性の役も、少年たちが扮したのです。

 シェイクスピア作品には『十二夜』のように、女性が男装する話が幾つかあります。少年が女性を装い、その"女性"が今度は劇中で"男"を装う...。演じているのが少年たちだと承知の観客は、この"混乱"を二重に面白がって観ていたのでしょうか。

 ただし、イギリスにおいては"女方"は生涯その芸を磨いていくものではなく、変声期を過ぎると舞台を降りるか、男役に転向したようです。(み)



解説

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