歌舞伎公式総合サイト 歌舞伎美人 かぶきびと

歌舞伎 今日のことば・ことばで知る歌舞伎の世界



シェイクスピア

しぇいくすぴあ

~日本でのシェイクスピア~

 生涯に36本余りの戯曲を残し、400年の時を経ていまだに世界中の舞台、映画で演じ続けられているシェイクスピア作品。日本でも開国後、早い時期から上演され、歌舞伎との関係も浅くはありません。

 日本で初めてシェイクスピアが上演されたのは、明治18年(1885年)、中村宗十郎一座が大阪戎座(えびすざ)で上演した『ヴェニスの商人』の翻案、勝諺蔵(かつげんぞう)脚本『何桜彼桜銭世中(さくらどきぜにのよのなか)』だといわれています。その後、二代目市川左團次や七代目松本幸四郎、三代目市川寿海らをはじめとして、戦前戦後を通じ実に多くの歌舞伎俳優がシェイクスピアに挑戦しています。

 近年では、シェイクスピア作品をそのまま"翻訳劇"として上演することが多くなりましたが、外国文化になじみの薄い明治、大正期には、舞台を日本に移し、登場人物の役名や立場も日本風に書替えた"翻案物"が、歌舞伎や新派、新劇などでもよく上演されました。

 日本で上演されたシェイクスピア作品には、上記の『何桜彼桜銭世中』のように一見しただけでは元の作品がなにかわかりにくいものもあります。
 さて、次のタイトルの元の芝居は何でしょう?考えてみてください。(み)

1.『御安堵』
2.『袋の鼠』
3.『最愛の妻』
4.『該撤奇談』
5.『葉武列土倭錦絵』


答は...

1.『御安堵(ごあんど)』 =『空騒ぎ』(明治43年6月 本郷座 新派公演)
2.『袋の鼠』 =『ウィンザーの陽気な女房』(昭和11年9月 新橋演舞場 曾我廼家五郎一座公演)
3.『最愛の妻』 =『じゃじゃ馬ならし』(明治44年4月 帝国劇場 新派公演)
4.『該撤奇談(しーざるきだん)』 =『ジュリアス・シーザー』(明治34年7月 明治座 新派公演)
5.『葉武列土倭錦絵(はむれっとやまとのにしきえ)』 =『ハムレット』(平成3年6月 東京グローブ座 歌舞伎公演)



解説

歌舞伎 今日のことば・ことばで知る歌舞伎の世界

ページの先頭へ戻る